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外資系、大衆ゴルフ

 日本のゴルフ場はいま、PGIHとゴールドマンサックス系のアコーディアゴルフの上場2社が100コース以上を傘下に収め、運営しているという。

 それらのゴルフ場は若い方や女性が多く、クラブハウスも奇麗でプレーフィーも比較的安い。いろいろなパック料金が用意されているのも特長だ。

 自宅にはDMが月に何通も届き、営業も盛んだ。ポイントカードも発行し、特典やサービスも数多くある。

 でも、そこのキャディーさんいわく、「前のようにグリーンが早くないでしょ。ラフも刈って易しくしてんの。お客さんを沢山入れるからしょうがないの」

 効率化を絵に描いたようなセッティングである。

 そして、こうしたゴルフ場にはグリーンのディボットやバンカーの均し方を知らないお客さんが増えていく。

 クラブハウスでも社交場としての雰囲気は失せ、メンバーもいなくなる。

 万人に対するサービスで、大衆化していくゴルフ場はプレーヤーもキャディーさんも育てない。むしろダメにしていくようだ。

 ビジネスとして成立することでも、本質から外れることもある。

 見てくれはいいのだが、居心地が良いとは思えない。

 運営する会社のトップは本当にゴルフが好きなのだろうか。一度会ってお話ししてみたいなあ。

 経営と運営とプレーヤーの関係は見えないようでも身近にかんじるもの。最近は異和感を覚えることも多くなった。

 少し前の話になるが、あるゴルフ雑誌の編集長を取材したことがあった。

 その編集長はしきりに「読者ニーズ」「マーケティング」という単語を繰り返して使ってその雑誌の創刊意図を語っていた。

 話しの途中、その編集長が元広告代理店の出身であることが判り、変に納得もできたのだが、悲しいかなその人がゴルフ好きには見えなかった。

 私はこれまでいろんな方に“ゴルフの仕方”を教えていただいたが、いまは全てが表面的であるように思えてならない。

 私も年をとったのか、グチを活字にするようになった。

 

社長 丸島基和

(2007/4/12)

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