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チェックポイント

 ゴルフスウィングのチェックポイントは日々変わっていくものです。例えば、1年間も同じチェックをしていると、やり過ぎて短所に変わっていくことが少なくありません。良かれと思っている事がミスの原因になったりもします。

 目指すものはあれ、スウィングはいつもニュートラルなところでチェックしてないと、なんか変な格好になっていくのです。例えば、私はメガネをかけているせいか、ボールに被さるようなアドレスになりやすい。要は前傾が深くなりがち。さらに左足体重になりやすいので、チェックしてると、今度は右にかかって右肩が落ちてきます。

 時々、ラウンドの最中にワンポイントアドバイスを求められることもあるのですが、それは応急処置であり、それが全てでもありません。ラウンド時は目先のことが気になりますので、本人は体の動きを修正してるつもりでも、できないことが多い。だから技術的なことよりも、考え方やイメージを優先させるようなアドバイスを心がけます。

 あるプロの場合、専属のコーチから「ボールの落下地点をもっと見た方がいい」とアドバイスされ、100ヤード以内が俄然うまくなったといいます。あなたはアドレスしてから目標を何回見ますか。そのプロは1、2回だったところ、“意識して”2回、3回と見るようになったそうです。

 福嶋晃子プロはアプローチをエリアでなく「点」にして狙っていると聞いたことがあります。緊張感がいい結果をもたらすことは私も経験からなんとなくわかります。ボールは意識しているところに飛ぶのです。イメージっていうのは漫然と描くより具体的な方がいい。

 私が教わっているプロはラウンド中、ティーグランドで「どこに、どういう軌道で打つの」と聞いてきます。「そんなのボールに聞いて下さい」というと、「何割の力で打つの。ヘッドスピードを何キロ出して何ヤード打つか、自分で宣言して」と私を追い込んできます。

 パターのチェックポイントなんか数限りなくあります。グリップだけで5種類ぐらいあり、ボールの重さは右手人差し指の第2関節と第3関節の間の“腹”で感じます。でも、ある人は左手人差し指の同じところという。右手の手のひらという人もいます。

 ある人は横峯さくらプロがそうであるように、肩を上下回転させますし、伊沢利光プロは私の友人に「上半身の全部で打つように」とアドバイスしているそうです。丸山茂樹プロは腹筋で打つと何かで読んだことがある。

 アプローチショットなんて、“どうやっても打てちゃう”からチェックなんてしなくなる。「全部がアドリブ」と言った青木功プロと私は全く違う次元ですが、“雰囲気”でやります。「シュッ」「パチッ」「スパッ」など。「フワッ」っていうのだけはありません。

 親しい業界の方とのゴルフ談義では、スウィング論になることもあります。「右ひじがどうだ」「体重移動はこうだ」となりますが、でもよく聞くとそれは全部、自分のチェックポイントだったりするわけで、私が意見する事はできません。それも楽しく退屈はしないものです。

 みんな「こうすれば、あーなる」という方程式をつくりたがっている。頼れる根拠がないと、やっていけないから当然です。それが人それぞれだから、ややっこしくも面白いのです。私もそのチェックポイントを探す30年でした。

 多くの方は「キレて」しまうとチェックどころではなくなります。私もそうです。要は気持ちでゴルフは変わる。・・・長くなり過ぎました。もうキリがないから、ここで。

 

社長 丸島基和

(2008/6/2)

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