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楽天ブックス、雑誌売上げ70%増「書店へ行く機会ない人に」
 

楽天ブックスの雑誌売上げが、今年に入り前年同月比70%増を続けるなど急速に伸びているという(売上額は非公開)。雑誌の取扱いを本格的に開始したのは2007年11月末と開始から間もないため、「全体に占めるシェアは小さい」(パッケージメディア事業部ブックス事業部長・元木忍氏)ものの、雑誌市場全体の落込みが目立つなか、ネット書店がこれをフォローする現象が起きているようだ。

「本格的な販売を開始以降、様ざまな角度で雑誌をおすすめしてきたが、『こんな雑誌があるのを初めて知った』という声が多い。ほとんど書店へ行かない人、行く機会の限られる人に対する役割が大きいようです」と元木氏。

育児中の母親などがこれにあたり、最近の号では「ベビーブック」(小学館)が前年同月号比で3.6倍、「めばえ」(同)が同2.5倍などの実績となっているという。ネット書店の特徴となる購入者によるレビューも、同じ母親たちの感想だけに効果を発揮している。

また、このほど「編集長インタビュー」コーナーを新設。第1回は「フィガロジャポン」(阪急コミュニケーションズ)を取り上げ、塚本香編集長に同誌の特徴や自身のファッションへのこだわりなどを聞くと同時に、最新号とバックナンバーの販売につなげている。「いまは広告的なスペースにするより、編集長の言葉をユーザーに素直に届けることが重要だと思います。こちらも雑誌の面白さを純粋に伝えることで、出版社を盛り上げていきたい」と元木氏。

ほかにも、出版社とのオリジナルコラボ、楽天スーパーポイントを連動させたサービスなどで雑誌分野の拡大を図るほか、書籍分野でもオススメの読み聞かせ絵本の紹介などをコーナー展開。コミックも今年に入って前年同月比2倍以上の売上げとなるなど急上昇しているという。

また「雑誌コーナーの作業をしているスタッフは一人だけ」(同)というのも、スタッフの能力や経営効率の点から注目される。

 
(本紙2009/3/26号掲載記事から)
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