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河出書房新社、『河出ブックス』創刊10月に6点/秋の大型企画2点も
 

河出書房新社は6月12日、10月に創刊する選書シリーズ「河出ブックス」と大型企画2点についての出版企画説明会を東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で開催した。取次会社や広告・マスコミ関連会社約60人が出席した。

初めに挨拶した若森繁男社長は「『河出ブックス』は念願の企画で、ずっと出したいと思っていた。外商向けの大型企画も用意している。いい企画であれば書店さんも潤う。今日は全体的に書店さん応援の企画である」と話した。

続いて、小野寺優取締役編集本部長が企画方針について説明。「書籍版元として、書籍が売れない時代に何をすべきかを考えて得た結論は2つ。1つは知りたい好奇心に応える。そして圧倒的なクォリティの本を出す。これに尽きる」と語った。

さらに、「世界文学全集」の第3集刊行の決定や大型企画本『骨から見る生物の進化』の重版(初版6000部)、絵本『くまとやまねこ』の23刷・14万部のベストセラーなどは、こうした2つの方針に基づいた結果であることを強調。「編集者が面白いと思い、1人でも多くの人に伝えたいと思う気持ちを具現化したものが今回の新企画」と訴えた。

取締役営業本部長の岡垣重男氏は新企画の初版部数などを説明後、「販売促進の方法や仕組み、報奨や責任販売企画などについては取次会社とご相談させていただきたい」とした。

選書シリーズ「河出ブックス」は10月10日に6点で創刊予定。さまざまなジャンルを扱う書き下ろしシリーズ。創刊タイトル(すべて仮題)は『読者はどこにいるのか』(石原千秋)、『教養としての日本宗教事件史』(島田裕巳)、『「格差」の戦後史』(橋本健二)、『検閲と文学』(紅野謙介)、『脳科学の真実』(坂井克之)、『日本の植民地建築』(西澤泰彦)。創刊以後は12月から毎月2点、10年4月から隔月2点以上で刊行。B6判・ソフトカバー・平均224頁・平均定価1200〜1300円・初版平均8000部。

大型企画『世界の美術』(翻訳書)は初版8000部で10月20日発行。先史時代から現代の傑作まで世界各地の2500の絵画や彫刻を掲載。B4変型判・オールカラー・612頁・定価1万3650円。大型第2弾『こども大図鑑』(翻訳書)は初版2万部で11月10日発売。子どもが知りたいことなどを、工夫を凝らした見せ方で表現。原書は世界17の国・地域で25万部発行されている。B4変型判・オールカラー・304頁・定価4980円。

(本紙2009/6/18号掲載記事から)
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