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宝島社、書店とCVSでCG販売/ユーミン、くるりのコラボ版15万部で
 

宝島社は12月25日、人気アーティスト、松任谷由実とくるりのコラボレーション「くるりとユーミン」のCDを初版15万部で発売する。販売先は書店とコンビニエンスストアに限定。メジャーレーベルに所属するアーティストのCDが出版流通で販売されるのは初めてのうえ、両者がトップ級の人気を誇ることから、音楽業界にも驚きを与えているようだ。

商品形態は雑誌に近いA4判で、シングルCD「シャツを洗えば」と冊子、両者直筆のイラストを封入。税込680円で、ISBNコードを取得している。

同社によると、松任谷由実さんが以前から書店でのCD販売を望んでおり、「ブランドムックシリーズ」など出版物以外が主役の商品でも実績を挙げている宝島社がこれに応えて企画を立ち上げた。「シャツを洗えば」は、ファッションブランド「GAP」のキャンペーンソングとしてすでに発表されていたがCD化はしておらず、今回、宝島社がその権利を取得した。「両者の所属するレコード会社(ビクターエンターテインメント、EMIミュージックジャパン)も『アルバムの販売にも繋がる』と好意的だった」(同社)。

CDの年間生産金額は最近10年間で5513億円から2913億円まで減少するなど(日本レコード協会調べ)、音楽業界は既存市場の縮小、配信事業などへの移行が急速に進んでいる。宝島社では「海外ではビッグアーティストが大手スーパーなどCD店以外での販売を強化する流れがすでにある。日本の場合、優良な販売網をもつ出版流通が音楽CDの新たな販路となる期待はある」と、今後の展開にも意欲を見せている。

(本紙2009/12/10号掲載記事から)
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