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祥伝社、『発達障害に気づかない大人たち』が13万部
 

祥伝社新書『発達障害に気づかない大人たち』(星野仁彦)が順調に売上げを伸ばしている。大々的な宣伝活動をしないにもかかわらず、月を追うごとに実売が伸長し、刊行から約7カ月を経過した8月20日現在で16刷・13万部を突破した。新たに作成された注文書には〈あれ? どんどん売行きが上がっている不思議な本です〉とのコピーを盛り込み、書店の取組みを促している。

同社は今年1月29日、同書と津田倫男『老後に本当はいくら必要か』を同時に発売。当初はタイトルにある〈発達障害〉の響きが書店に受けず、初版は一万部のスタート。一方の『老後に〜』は書店受けもよく、重点販売商品として拡材の作成や仕掛け販売などに力を入れた。しかし、数カ月後に形勢は逆転する

「決定的なターニングポイントもないまま売上げは右肩上がり。強いていえば、担当者からのオーダーも多く、〈発達障害〉がキーワード的な役割を果たしたのではないか。現状では『発達障害〜』が『老後に〜』の倍近い13万部の実績となった」とは同社販売部の弁。「時代的な背景」が好調の一因とも分析している。

ブックファースト梅田店(大阪)は2月初旬から『発達障害〜』を話題書コーナーで面陳展開をスタート。これには理由があった。過去に売れた幻冬舎新書『アスペルガー症候群』など〈発達障害系〉に実績があったからだ。

半年以上面陳を続けた結果、トータル555部入り、531部の実売(8月23日現在)になった。最近ランキングコーナーに移動したが、売行き次第で話題書コーナーに“復帰”させる考えもある。

オリオン書房(東京)の系列店でJR立川駅構内にあるPAPER WALLecute立川店は約半年間、四面を割いて棚面陳で仕掛けた。現在は2面に縮小されたが、売行きは堅調に推移、8月23日までに503部を捌いた。

(本紙2010/8/26号掲載記事から)
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