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【熊本地震】被災書店の現状

本紙は4月17日夜に熊本入り、18日夕方までに取材できた一部の書店の状況を伝える。

 
長崎書店(熊本・中央区)は、15日未明の大地震で棚の約3割の本が散乱したが、全スタッフにケガはなく、深刻な建物の破損などもない。
4月17日に男性スタッフのみで復旧作業にあたった。同日夕方から水道が復旧したこともあり、翌18日は女性も加わって終日作業にあたっている。まだ余震の不安などもあるため、営業再開は毎日の様子を見ながら決め、再開後も通常営業までには時間がかかる見通し。
長崎次郎書店(同)は、レンガの一部が崩れるなどの被害があったが、建物全体は無事。17日に片付けを行い、18日は時短で営業を再開している。「月刊コロコロコミック」や週刊誌を買い求める客が来店しているという。
長阜宙齊ミ長は「たくさんのお見舞い、励ましのメールを頂戴し、本当に感謝している。地域の方に日常の感覚を少しでも取り戻して頂くため、早く再開にこぎつけたい」と話している。
※追記(4/19更新)
4月19日、仮営業を開始。営業時間は午前11時から午後5時まで。ただし、復旧作業や安全確保のため、来店客の売場への立入りは制限している。
 
TSUTAYAなどを展開するニューコ・ワン(熊本・東区)は、TSUTAYA AVクラブ玉名店を除く18店舗が営業を中止している。各店では棚の転倒、天井の崩落、水道管の破裂による浸水被害などが出ている模様。東区の本社も天井が崩落する被害にあった。現在、本部が各店の状況確認を急いでいる。
18日には、カルチュア・コンビニエンス・クラブグループの九州TSUTAYA(福岡)がハイエース3台で現地入り。水、粉ミルク、軍手、食料、医療品などの物資を搬入し、支援に乗り出している。
 
金龍堂は、八代ファースト文庫店(熊本・八代市)を17日から、県庁店(同・中央区)を18日から営業再開しており、本荘店(同)も20日にオープンする。しかし、まるぶん店(同)と東バイパス店(同・東区)は、躯体に歪みが出ており、専門家の確認を得ないと復旧作業にあたれない状況という。
 
そのほか、確認できた範囲で橙書店(同・中央区)、紀伊國屋書店熊本はません店(同・南区)は営業を見合わせている。

 


片付けをする長崎書店・長侮ミ長
 
 


ひとまず通路を確保した長崎書店の売場の一画
 
 


早くも営業再開に漕ぎ着けた長崎次郎書店
 
 


ニューコ・ワンの本部に届いた支援物資の一部
 
 


紀伊國屋書店熊本はません店が入居するゆめタウンはません。
店内も天井の一部が崩落し、復旧作業はいまだ行われておらず、
営業再開の見通しは立っていない
 
 
※画像の無断転載・複製を禁止します
(2016/4/18)

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