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第10回 「『ルーエの伝言』製作秘話」

 紙媒体が好きです。昔から好きでした。結婚してください! そのくらい好きで思い入れがあり、悪魔的魅力を感じます。しかし、エコロジー的な観点から世のオフィスではペーパーレス化が進んでいるようです。双方向のインターネット環境が整った現在において、それが合理的なことはよくわかりますが、紙媒体が持つ説得力は損なわれないはずです。とはいえ、膨大な文書を扱っているオフィスの方々に紙媒体の魅力を説くも詮無きことです。言いたいことは紙媒体の王者である書籍への賛歌なのです。環境、資源の問題は人類の叡智で解決して、書籍の文化を礼讃しつづけたいものです。


 そんな紙媒体への愛を書店発のフリーペーパーを製作するという行為に昇華させてみました。それが「ルーエの伝言」です。A5サイズ全6ページホッチキス製本です。この形式での冊子の製作は自分にとってはおなじみで、慣れたものです。編集はその類のソフトなぞ持ち合わせていないので、全て切り張り、手作業です。ワードから印刷した原稿をハサミで切り抜いて、パズルのように、ああでもなく、こうでもなく糊で貼り合わせていきます。面倒ですが愉快な作業です。テプラも利用します。空白ができたらそこは趣味で集めているグッとくる切り抜き画像(大量にある)を利用します。そうしてA4の紙両面の原版を2枚作ります。それを100枚ずつコピーして、重ねて半分に折ってホッチキスで留めて出来あがりです。仕事あがりで、仕上げのホッチキス作業を同僚であり寄稿者の仲間と完遂した時の悦びは学生時代の学園祭のあとのようでした。仕上がった100冊を踊り場の置き場に設置し、ポップまでつけてワーッと呑みにいきました。

 では、「ルーエの伝言」一件目のコンテンツを紹介します。

表紙 井の頭公園でバイオリンをひくおじさんと見つめる子供の写真:ぼくが以前に撮影したものです。
巻頭詩「それからの子供」:これもぼくがふと閃いた短い詩です。
序の舞い:いわゆる創刊の辞ですが、実は当連載「ルーエからのエール」の没原稿を再構築しています。
黄色い部屋からコンニチワ:ミステリ小説フリークの同僚がその愛をぶつけるコラム連載です。
戯れ絵道場 課題「ドクロ」:同僚等に資料を見ないで課題の絵を描いてもらい評論するコーナーです。一応ポップ製作技術向上という目的があります。
お〜い仏像さん:同僚の仏像製作日記です。
あたしの黙示録:同僚(女性)のエッセイです。
書店査察団報告書:某出版者の編集さんに寄稿を依頼したコラムです。「ルーエの伝言」はそもそもこの編集さんに強く後押しされて製作したのです。
今月くる妖怪:ぼくが穴埋めで描いた妖怪画。今月は「白坊主」です。
ON THE COMIC EDGE:エッジ系のコミックを担当している同僚のコラム連載です。
ラノベーション革命:ライトノベルを担当している同僚のコラム連載です。
西荻の風:ぼくの編集後記です。
参考ホームページ:当新文化さんのウェブURLも載せました。
ルーエの店舗インフォメーション
裏表紙 絵が抜群に巧い元同僚(女性)の神話的な絵

 当店に立ち寄られましたら是非、手にとってみてください。

(2006/10/27)

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