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第20回 「酒と本と名刺交換の日々」

 2日間ほどお酒の席が続きました。たかだか2日で“日々”ってこともありませんが、稀有なことは確かです。初日(変な言い方ですね)は、吉祥寺の書店と中央線沿線をフィールドにする出版関係者が集う勉強会兼親睦会兼お花見プラス日本一雑誌を売る名物店長さんを盛り立てる会でした。

 大いに食べ、呑み、名刺を交換しました。コネクションのまるでない若造(自分)にとってこういった場での名刺交換は貴重な儀式なので、怠りのない量の名刺を持参してのぞみました。が! 2日目には途中で弾切れを起こしてしまったのです。油断してました。初日は箱ごとごそっとポケットに忍ばせていたのですが、翌日は名刺交換するような場じゃないよな、むしろ必要なのはサイン色紙か、ポップ用紙かな、といったミーハー気分で明治記念館にのりこんでしまったのです。


 というわけで2日目は「本屋大賞」の授賞式。初めて参加させていただきました。「本の雑誌」の浜本さんのスピーチから。いきなり運営費についてのしょっぱい話。金銭面での援護射撃はできないので、せめて店頭で受賞作、候補作と共に「本屋大賞」というお祭りの神輿をかついでゆきたいとおもいました。
 大賞受賞作は(皆さんご存知でしょうが)佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』でした。『しゃべれどもしゃべれども』にはいまいち食いたりなさを感じたぼくですが、『一瞬の〜』は文句なしです。体育会系と文系のハーフの方々は一気読み必至ですね。

 リリー・フランキーさんがぼそぼそっと喋る内容が全ておもしろかったこと、書評家の豊崎由美さんの食べっぷりがかっこよかったこと、森見登美彦さんが書店員にモテモテだったことなど書きたいことは、ありすぎるのですが、ここでは割愛します。


 名刺の話にもどります。結果的には2日目も大量の名刺が必要でした。顔なじみの版元の方が、他地区の書店の方や、ライターの方なんかを紹介してくれて、沢山の名刺が飛び交いました。店名入りの名刺は途中で切れてしまったので、プライベートで使用しているお手製の名刺を渡すことになってしまいました。変な名刺を受けとってしまった方、どうもすいません。

 またも登場していただきますが、新文化の編集長、石橋さんがあの楽天ブックスの安藤哲也さんを紹介してくれたのです。が! 悪い具合にちょうど店名入りの名刺が切れた頃合で、軽いパニック状態に陥ってしまって、憧れの人を前に何一つ語らえず無残な対面になってしまいました。残念!

(2007/4/9)

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