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第28回 「書評のタイムラグ」

 今さらといえば、これほど今さらなことはありませんが、書評のタイムラグです。
 書評が媒体に掲載され、お客様から問い合わせが殺到という品が、ここぞとばかりに切れている。ああもったいない、と歯噛みすることがままあります。
 書評の力を借りずとも、売りきっていたという場合は、歯噛みくらいで済みます。
 新刊として配本されたものの、動きがあまりにも鈍い品は、時期をみて返品させていただくことになります。そんな品に効果的な書評がついた場合に悲劇は起こります。お客様に問われて、昨日返品してしまいました、とは言えません。返品するか、しないか、それが問題だ。

 ビビッドなタイミングでの書評掲載というのは、困難なのでしょうか。感触として、毎度若干遅まきになっている気がするのです。
 新刊の書評は、フライング気味くらいが理想かとおもいます。つまりは、発売日前の掲載。なんらかの協約のようなものがあって不可能なのでしょうか?書店としては、売り逃しは、いかにも悔しいのです。
 映画のノベライズが最も売れる時期は、その映画の公開前であるといいます。読者は映画本編への期待を募らせたいおもいで、ノベライズを手にとるようです。書評にもその作品への期待を募らせる作用が働くはずです。強引な論理ですが、足の速い書評は、書店の利につながるとおもうのです。

(2007/9/14)

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