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第115回
衝撃スープベスト3
 年末になると、年間ランキングを発表するのが書店の常だが、私はここで《2018年スープ作家・有賀薫さんの本『スープ・レッスン』のなかで、作って食べて衝撃的だったスープ ベスト3》を発表したいと思う。
 
 第3位は、にんじんの塩スープ。オリーブオイルと塩だけで、臭みのない、やさしいスープができる。輪切りのにんじんを、人生で初めて美味いと思った。今までにんじんに申し訳なかった。
 
 第2位は、「鹹豆漿」(シェントウジャン)。レンジでチンした無調整豆乳を、酢と醤油が入った器に注ぐと、ふるっふるになる。理科の実験のような衝撃だ。ラー油と青ネギがあればもう、そこは台湾だ。
 
 第1位は、ほうれん草のくたくたスープ。なにより見た目が衝撃だ。鮮やかさを失い、ぐったりと土左衛門のように水面を漂っている。しかし、口に入れると、ふわふわととろけるような食感に、思わず「ほうれん草は飲み物です」とゴックンしたくなる。にんじんの塩スープ同様、調味料はオリーブオイルと塩だけだが、へぇ〜っつって適当に作ろうとしてはいけない。この魔法のスープには、本に書いてあるちょっとしたコツが必要だ。
 
 さぁ、作ってみたくなったでしょう。レシピはすべてこちらに掲載されています→『スープ・レッスン』(プレジデント社)
 
 こうして連載エッセイまで本の販促活動に使ってしまう自分を逞しく思います。2019年もいっぱい本を売るぞー!
 
(三省堂書店神保町本店/新井見枝香)
 
(2019年1月21日更新/ 本紙「新文化」2019年1月17日号掲載)
               
 
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