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第19回
第1回「新井賞」
 最近、出版業界で話題となり始めている「新井賞」について、そろそろ説明しておこう。今年の7月、第151回「芥川賞・直木賞」発表とともに、三省堂書店有楽町店文芸書担当の新井によって、新たな文学賞、その名も「新井賞」の第1回受賞作品が生まれた。
 
 店頭では、各賞の3作品が横並びで積まれており、展開は公平だ。ただ残念ながら、受賞者の記者会見が行われるのは歴史のある芥川・直木賞のみであり、新井賞は新聞記事にもならない。
 
 そんな中、最も売上げが伸びたのは新井賞受賞作、千早茜『男ともだち』であった(有楽町店調べ)。候補作を選ぶのも新井なら、選考も発表も発注も新井だ。満場一致。全員笑顔。なんてクリーンでピースフルな文学賞であろうか!
 
 もし「この作品に何の賞も与えられないなんて嘘でしょ!?」と思う本に出会ってしまったら、賞を作ってしまえばいい。資金ゼロ。言ったもん勝ち。ただ、賞を与えて入荷したからには、責任もって死ぬ気で売る。それはプライスレスな賞金だ。
 
 第2回「新井賞」の選考会は、第152回「芥川・直木賞」と同時に行われる予定だが、場所は築地の高級料亭ではなく、予算の都合上、有楽町駅前のドトールとなる見込み。
 
(三省堂書店有楽町店/新井見枝香)
(2014年12月5日更新/ 本紙「新文化」2014年12月4日号掲載)
               
 
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