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第67回
“Bの謎”にそそられる…
 2016年ノベル大賞受賞の作品『Bの戦場』(集英社オレンジ文庫)が発売された。集英社の担当者が弊社営業本部にいらっしゃったので、同書の販促パネルにコメントが採用された上司とともにご挨拶。
 
 2人はしきりに「B」という符丁を使って、可笑しそうに話をしている。
 
 会話に入れない私は「B」について想像した。血液型? B戦場のアリア?
 
 「とはいえBですからね〜。ところで新井さん、表紙のイラストいかがですか?」
 
 女性の顔はブーケで見えないが、どうやらウエディングプランナーのお仕事小説のようで、それを表現しているのだろう。
 
 「すっごくスタイルいいですね。きっと美人なんでしょう」。
 
 「BUHAHAHA!!」
 
 2人はなぜかさらに笑い転げ、Bが、Bで、と盛り上がっている。帯の「三浦しをん憤然!」が目に入った。三浦さん…あたしゃ今この状況に憤然ですよ。
 
 退勤後、神BO町本店で『Bの戦場』をBUY。近所のBARに駆け込み、数分後にはBEERをBOO…。なんじゃこりゃ!
 
 中身が見えない「文庫X」はついに文庫開きをしたが、開いたままなのにBの謎がそそる『Bの戦場』。
 
 ここはひとつ「文庫B」として売り伸ばしたいが、なぜかそのネーミングだけで図らずもB級感が漂ってしまうのであった。
 
(三省堂書店/新井見枝香)
(2017年1月13日更新/ 本紙「新文化」2017年1月12日号掲載)
               
 
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