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第4回 「部分再販と時限再販」

〔部分再販〕
 出版社が「新刊発売時」から小売価格を拘束しない販売方法。再販契約を取次会社と締結している出版社であっても、その書目は非再販として扱われる。

 これをやさしく表現すると、

 本は、出版社がきめた定価で売ることになっています。出版社がお客様に定価で売らなくてもいいと考えた本は、価格、価、頒価などの表記をして再販の対象からはずし、書店が価格をきめて売っています。これを部分再販といい、読者サービスの一つです。


〔時限再販〕
 出版社が再販出版物を「新刊発売後」に非再販に切り替える販売方法。新刊時に一定の年月経過後は価格拘束を解くと表示する時限再販と、新刊発売後の経過をみて非再販に切替える方法とがある。出版社が行う「謝恩価格本フェア」のような開催期間・販売箇所を限定して、非再販にする方法も時限再販の範疇に入ると解釈される。

 これをやさしく表現すると、

 一定期間は、出版社がきめた価格で売り、その期間経過後は書店がきめた値段で売るやり方をいいます。


 部分再販・時限再販など非再販商品とする場合、出版社の考えは大きく分けて次の2つの方向がある。

 1つは、生活習慣定着型非再販といってもよいようなもの。
 非再販扱いの表示をして、小売店サイドの判断による、ある程度の割引販売はいたし方ないとの考えで実施する弾力運用。小売店への出し正味は変更されずに、通常の出版物と同じ掛け率で出荷される例が多い。
 もう1つは、積極的非再販といってよいようなもの。
 割引の効果が期待できる出版物を販売戦略上、非再販にするもので割引原資を出版社が提供するのが一般的である。

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