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第2回
売れる資格書籍の見極め方10カ条
 資格書籍はどれも似たり寄ったりで、どこの出版社のものを置いても同じ。そう思っている書店員の方も多いかと思います。他のジャンルと比べて内容の差がわかりにくいのは事実ですが、各出版社は少しでも他社より優れた本を出そうと日々切磋琢磨しています。そこで今回は資格書籍のプロから見た「良質な資格書籍を見極めるための10カ条」をご紹介します。
 
(1) 目次・索引が充実している
 資格書籍は時に1000ページを超えるものもあり、目次・索引づくりには大変な労力がかかります。索引がない、あるいは簡略化された書籍も散見されますが、学習者にとっては想像以上に不便なもの。目次・索引の分量が多く、内容も充実している本はそれだけ版元が誠実に本づくりに取り組んでいることを示しています。
 
(2) 法改正・試験傾向のアップデートを怠っていない
 資格試験は法改正や国のガイドラインの変更といった外部要因で出題傾向がガラッと変わってしまうことも少なくありません。年度版の書籍ではキチンと改訂し、その年の試験に対応していることが最低条件です。発刊日があまりにも早いものについては法改正への対応の有無を確認しましょう。
 
(3) 使い手を意識した製本をしている
 勉強していて本がパタッと閉じてしまい、イラッとした経験はありませんか? ユーキャンは分厚い書籍もパカッと開く「広開本」という製本形式を採用しています(=写真1)。このこだわりの製本ができる製本会社は首都圏でも数社だけ。机の上で本を開いてみていただければ「違い」が分かるはずです。
写真1
 
(4) 図解が豊富でわかりやすい
 豊富な図解は資格書籍の命。そのわかりやすさが読者のやる気と理解をサポートします。そのため、ユーキャン学び出版部の入社試験では「図解で説明せよ」という課題が出されるほど。
 
(5) 執筆者の選定に理由がある
 ただ専門知識があるだけではわかりやすい資格書籍を書くことはできません。ユーキャンの執筆陣は通信講座等での指導経験を持つ講師が多く、受験生がつまずくポイントや合格に必要な項目を熟知しています。
 
(6) 具体的な読み手を想定した誌面作りをしている
 資格試験ごとに受験者層が全く違うため、読者のニーズに合った誌面づくりが大切です。ユーキャンの書籍で言えば、ケアマネジャーのように女性受験者が多い資格はキャラクターを使った柔らかい構成にしたり、年齢層の低い危険物取扱者や行政書士には親しみやすい1コマ漫画を取り入れたりなどの工夫をしています。
 
 
(7) カバーにこだわりがある
 カバーは書籍の顔。消費者に訴求するうたい文句やデザインを追求する必要があります。ユーキャンの書籍カバーは複数のデザイナーによるコンペを経た厳選の逸品です(=写真2)。
 
 
(8) レッスンごとに小テストがある
 勉強はインプットとアウトプットの繰り返しが最重要。読みっぱなしではなく、知識を定着させる仕組みが不可欠です。ユーキャンの基本書シリーズである「速習レッスン」にはすべて、学習項目ごとに練習問題がついています。
写真2
 
(9) 余白が勝負!欄外に工夫がある
 欄外は本文とセットで学習効果を高める作用が大きく、侮れません。書き込みやすいよう、あえて余白を多くすることも。各社の研究の成果や個性が出るポイントと言えます。
 
(10) ラインアップが整理されている
 基本書、過去問、模試など書籍同士が相互に連動し、役割を果たしていることが重要です。似たようなコンセプトの本を乱発していると読者の混乱を招いてしまいます。
 
(2014年11月21日更新)
 
ユーキャン学び出版部への連絡はこちらへ
manabi-book@u-can.co.jp
               
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