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最終回
最後に始まりのお話を…
資格取得はスタート
出版不況がさけばれて久しいですが、
資格試験マーケットも縮小傾向にあるといわれています。
 
いわく、
資格をとっても稼げない
資格があっても就職できない
費用対効果に見合わない……etc
 
ただ、これは
資格を取得したことへのメリットの1つだった
「独占業務」に関して昔ほどの優位性がなくなってきたことが背景にあるとされています。
「独占業務」というのは、
法律等により、資格を取得した人だけに行うことが許された業務をいいます。
 
このような「独占業務」は、
近年、有資格者間での競争が激しくなってきたため、
「資格を取得した」
というだけでは大きく稼ぐことは難しいですし、就職において圧倒的有利ともならないのです。
 
しかし、このことは今だけにあてはまることではありません。
昔から資格を取得しただけで
圧倒的に利益を得たり、就職で有利になっていたわけではないのです。
資格を取得したことに安住することなく、
独占業務を取り扱う中で付加価値のあるサービスを提供した人が成功したり、
独占業務を行える自分の力を企業の中で活かすということができた人が就職において結果を出してきた、という事情があります。
 
実は「資格取得」はゴールではなく、スタート地点。
その資格を取得して何をするかが最も重要なことなのです。
そして、我々資格書籍の編集者は、
自分が担当する書籍を使って学習された方が、
しっかりとしたスタート地点に立てるようなコンテンツを企画し、世に出していくことが使命なのだと考えます。
 
「座右の書」としての資格書籍
1年ごとに新しくなり、しかも、みな同じように「これを使えば合格できる」という売り文句だらけの資格書籍。
書棚の売り文句を見ると、合格したら不要となってしまうような類の本であって、
他のジャンルの書籍のように、
名作として長く愛されるということとは無縁の本が並んだ書棚のようにも思えます。
 
それでは、資格書籍は「座右の書」たりえないのでしょうか?
我々はそうではないと思っています。
一例を挙げます。
 
編集部には、
「貴社の本のおかげで合格しました。」というお礼状が届きます。
このようなお礼状に接することは大きな喜びです。
 
しかし、それにも増して、自信を与えてくれるのが、
合格された方からいただく、
「自分の知識を落とさないために、毎年購入しています。」
「最新の情報を補充するために購入しました。」
というアンケートはがきです。
実は、資格を取得された方の購入も少なくありません。
 
自分たちが世に送り出した書籍がプロフェッショナルにも使ってもらっている
ということ。
改訂されるたびに新しくなっていき、同じ書籍ではないけれども、
世に送り出した書籍を長く愛し、改訂を心待ちにし、座右に置いてくれる方がいる。
 
「プロの使用に耐えられる内容を提供しなければならない」という緊張感の下、
今後も、より成長したいと志す方に向けてよりよい本を作っていきたいと思っています。
 
(2015年4月30日更新)
 
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