11月21日、2025年度の中間(2025.4.1~同9.30)決算を発表。連結対象子会社35社における日販グループホールディングスの連結売上高は1633億7600万円(前年同期比11.9%減)。営業損失16億5700万円(前年は2400万円の損失)、経常損失15億7700万円(同2億4800万円の利益)、親会社株主に帰属する中間純利益3億3600万円(同225.7%増)。9事業のうち「取次事業」「小売事業」が営業・経常赤字。9月末、旧ねりま流通センターの用地を売却。固定資産売却益21億円を計上したことで中間純利益が黒字になった。
日本出版販売単体の売上高は1183億7200万円(前年同期比15.2%減)、営業損失14億0900万円(前年は12億8000万円の損失)、経常損失13億3500万円(同12億3100万円の損失)、中間純損失8億9400万円(同4億7400万円の損失)。コンビニの取引を移管して減収。運賃総額は大幅に減少したが、ガソリンなどの高騰、物量減少などにより配送効率は悪化した。雑誌物流拠点の統合などで下期以降に効果で見込まれるという。
