ライターの飯田一史、翻訳者・コラムニストの宣政佑、ウェブトゥーン制作会社代表のイ・ヒョンソクの3氏による本連載は、本紙「新文化」で毎月1回掲載しています
深掘り!韓国漫画の世界
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深掘り!韓国漫画の世界
第7回 80~90年代雑誌漫画の隆盛と失速
韓国では1950年代に漫画専門誌が創刊されたが、その後はしばらく途絶え、子どもや大人向け雑誌の一角を漫画が占めるに留まっていた。 「ほぼ漫画だけの雑誌」は、82年創刊の「宝島(ボムルソム)」が500頁前後のボリュームで […] -
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第6回 ウェブトゥーンヘの誤解と〝工場漫画〟
2010年代末以降、韓国ウェブトゥーンは「分業体制のスタジオ制作」という新しい手法で漫画を制作していると、日本では報じられた。だがスタジオ制作漫画は、必ずしも「新しい」わけではないし、「ウェブトゥーンではスタジオ制作が主 […] -
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第5回 世間は蔑視も80年代から充実へ
1970年代までの韓国漫画は、子ども向けは漫画房(貸本)と児童雑誌(漫画誌ではない子ども向け雑誌)、大人向けは新聞連載および一部の貸本や大人向け雑誌で展開された。日本でいう少女マンガに近い「純情漫画」や、同じく青年マンガ […] -
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第4回 韓国の長編漫画は新聞で花開いた
日本では大人向けマンガ(風刺やナンセンスマンガなど)でも児童マンガでもないものとして、戦後に「劇画」が登場し「青年マンガ」が成立した。「劇画」という言葉が貸本マンガ史に登場するのは1957年、雑誌「影」の中で漫画家の辰巳 […] -
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第3回 韓国〝貸本漫画〟の台頭と推移
日本では敗戦後の1953年に、児童雑誌が大型化、視覚化してマンガのページが増え、雑誌がマンガの中心となっていく。そのころまでは、「赤本」と呼ばれる単行本マンガや貸本マンガも人気があったが、50年代末から週刊マンガ誌が台頭 […] -
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第2回 苦難の道歩んだ韓国近代漫画
日本でマンガの起源を鳥獣戯画や北斎漫画に求める向きがあるように、韓国でも漫画(マンファ)の起源を高句麗壁画などに見る論者もいる。 だがマンガ研究の世界では、日本の近代マンガの黎明期は1870年代だといわれている。1862 […] -
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第1回 日本の誤解・疑問に応える
縦スクロール・フルカラーコミックの 「ウェブトゥーン」が、日本でも知られるようになった。韓国カカオの日本法人・カカオピッコマが運営するピッコマは、日本のマンガアプリにおいてシェアNo.1だが、同サービスでは売上げの約半 […] -
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著者プロフィール
飯田一史氏:ライター 文芸とサブカルチャーを中心に取材・執筆を手がける。著書に『「若者の読書離れ」というウソ』(平凡社新書)、『いま、子どもの本が売れる理由』(筑摩書房)、『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』(星海社 […]