田口幹人氏プロフィール
合同会社「未来読書研究所」共同代表。
著書に『まちの本屋』(ポプラ社)、『もういちど、本屋へようこそ』(PHP研究所)がある。
「さわや書店」など岩手県内で20年以上にわたり、書店員として経験を積む。
現在は楽天ブックスネットワークで少部数卸売りサービス「Foyer」を担当。
いまいちど、本屋へようこそ
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いまいちど、本屋へようこそ
第87回 岩手で初開催
先日、岩手県書店商業組合(玉山達徳理事長/東山堂)の通常総会に参加するため盛岡を訪れた。総会後、翌日から3日間にわたり開催される「こどもの本ブックフェア」の準備真っ最中のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)に足を運ん […] -
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第86回 お互いを知る
先日、図書館問題研究会の第70回全国大会に、第5分科会の「資料情報 図書館員だから本気で書店と出版業界を理解する!」の講師として参加するべく、茨城県日立市に伺った。 「書店・図書館等関係者における対話の場」以降、図書館と […] -
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第85回 書店から学校図書館へ
NPO法人読書の時間が提供する授業・ワークショップ形式の読書推進プログラム「読書の時間」と、その軸である「DNP子ども読書活動支援キット」をトーハン・日販を通じ、書店経由で学校図書館へ提供いただく準備を進めている。 キッ […] -
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第84回 子どもと本の出合いは今
出版文化産業振興財団(以下、JPIC)は、2022年度から、SDGsが謳う「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現をめざして、「本だなプロジェクト」を立ち上げ、子ども食堂や無料塾に本と本棚を寄贈し、子どもたちに […] -
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第83回 まだまだある本屋の役割
今年度は、公共図書館の様々な集まりで話をしてほしいという依頼が急増した。7月の図書館問題研究会による第70回全国大会茨城大会in日立の分科会「図書館員だから本気で書店と出版業界を理解する!」をスタートに、山形県新庄市や岩 […] -
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第82回 島で本を買う
GW明け、与那国島を訪れる機会をいただいた。与那国島は、南西諸島八重山列島の島で日本の最西端に位置する島であり、いわば国境の島である。「Dr.コトー診療所」のロケ地となった島として記憶されている方も多いのではないだろうか […] -
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第81回 本屋の役割
今朝の読書タイムは、未来屋書店さんが発行する、未来の読書家を育むための本と本屋の案内誌「みらいやの森通信」だった。 「未来の読書家を育む」ことを目的に、未来屋書店プレミアムサービスを開始するというお知らせが掲載されていた […] -
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第80回 今、必要な本
嬉しい出来事があった。穂高明『これからの誕生日』(双葉文庫)が刊行から10年経って重版され、再び読者に届けられるというお知らせがあったのだ。 本書の主人公は、バス事故から一人だけ生き残った千春という少女だ。当事者でない人 […] -
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第79回 「蔵と書」
スマホでなんでも手に入るこの時代に、紙の本にこだわり頁をめくる時間がもたらす価値とは何だろうか。本屋に関わる仕事しているにも関わらず、忙しさを言い訳に考えることを止めてしまっていた問いである。 大阪に生まれ名古屋で育った […] -
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第78回 書店振興PT発足に際して
ネット通販や電子書籍の普及などを背景に全国的に書店が減少するなか、3月5日に経済産業省は、地域の書店の振興に向けた部局横断のプロジェクトチームを立ち上げた。新たな支援策を検討していくことを発表し、まずは書店の現場から実態 […] -
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第77回 夢を語る人たち
梅田 蔦屋書店の店長であり、本屋博の仕掛け人でもある北田博充さんの8年ぶりの著書『本屋のミライとカタチ 新たな読者を創るために』(PHP研究所)の刊行を記念して2月22日に、六本木 蔦屋書店で「『これからの本屋』を面白く […] -
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第76回 久しぶりに明るい話題
久しぶりに、読書推進プログラム「読書の時間」について書かせていただきたい。このプログラムを手掛けるNPO法人・読書の時間にとって、2023年度は学校図書館活性化策と同プログラムを用いたモニター授業等を、約80の自治体関係 […] -
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第75回 重要なニュースです
1月30日早朝、NHKで「本や雑誌出版情報 独立系書店にも配信へ 出版社などの団体」と題したニュースが報じられた。日本出版インフラセンターが、主に大手の書店などに対して本の販売予定や内容などを配信していたサイトについて、 […] -
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第74回 書店減少の現実
令和6年能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞いを申し上げます。そして、ご家族や大切な方々を亡くされた皆さまへ、謹んでお悔やみを申し上げます。今なお余震が多発し予断の許されない厳しい状況が続いているとの […] -
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第73回 業界と界隈
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。新年最初の寄稿ということで、今年の抱負と目標を記しておきたいと思う。 昨今、本を地域コミュニティのツールとして活用しようという動きや、新たに本屋をは […] -
いまいちど、本屋へようこそ
第72回 目をそらさず議論を
2023年最後の寄稿となる今回は、今年のもっとも重要だと感じたデータを取り上げたい。日本出版販売が「出版物販売額の実態」最新版(2023年版)を発表した。そのなかで、例年注目して推移を追いかけている調査がある。「タッチポ […]