「戦前は本を1割増しで販売していた」、東北ブロック会で藤原直会長が回顧

日本書店商業組合連合会の東北ブロック会は7月17日、山形市のホテル樹林で第72回「書店東北ブロック大会」を2019年以来、6年ぶりに開催。藤原会長(金港堂)は戦前、青森、山形、秋田、岩手、宮城、福島の東北6県と富山、長野、福岡、長崎の計10県の書店で、「定価の1割増し販売」を行い、1921年にそれを是正するために6県の代表や幹部が話し合ったのが事実上の同会発足だったと歴史をひも解いた。日書連の矢幡秀治理事長(真光書店)が書店活性化に向けた業界内外の動きを総括。懇親会は出版社など総勢約120人で賑わった。