8月27日、東京・文京区の講談社本社で株主総会および取締役会を行い、第81期(2024.6.1~25.5.31)決算と役員人事を承認した。総売上高は145億0100万円(前年比8.9%減)、経常損失は9億1800万円(前年は17億6400万円の損失)、当期純利益は18億2500万円(同16億3100万円の損失)で減収増益。75期以来、6期ぶりの黒字決算となった。光文社本社に隣接する「光文社第二ビル」の売却益などを特別利益に計上したことで黒字になった。同社では「今回の黒字分を新規事業に投資していく」と話している。営業利益は非公開。
役員人事では、今尾朝子氏と吉富伸享氏が取締役に、原田義一氏が監査役に新任。取締役の金丸徳雄氏、監査役の遠藤浩氏、顧問の折敷出慎治氏は退任した。また、同日付で機構改編と人事異動を発令した。