講談社、小学館、集英社、KADOKAWAの4社がマンガ海賊版サイトを運営する米国のクラウドフレア社を著作権侵害で提訴していた裁判で、東京地裁は11月19日、クラウドフレア社に対して5億円の支払いを命じる判決を下した。クラウドフレア社は4000を超えるマンガ作品を無許可で掲載し、最盛期には2サイトで月間3億以上のアクセスを集めていた。4社は配信停止を求め、米国裁判所からも情報開示命令を受けていたが、その後も配信を続けたため、22年2月に訴訟を提起した。判決で認定された損害額は4社(4作品)で総額約36億円だったが、4社は損害の一部のみを請求していたため、損害賠償金額は約5億円になったという。
