「三千円の使いかた」(中公文庫)、発売4カ月で36万部突破

中央公論新社が昨年8月に発売した同書が、約4カ月間で36万3000部(9刷)を発行するヒット作となり、いまも書店からの注文が絶えない状況となっている。発売してすぐに50~60代の女性を中心に支持され、月・週を追うごとに実売数が上がっている。
昨年末には、同社では異例の10万部重版を決め、今後、過去最大の規模の予算を投じて大々的な宣伝を展開する。元日から1月末日まで、東京メトロ全線でステッカー広告を展開。さらに全国・ブロック・地方紙にも広告出稿して「ローラー作戦」を実行していく。
同書のプロジェクトリーダーを務める営業局の高木梨江氏は「3月末までに50万部を目指す」と話している。