日販・奥村社長、出版流通改革の進捗に手ごたえ

日本出版販売が推進する低返品・高利幅スキーム「PPIプレミアム」において、参加書店の平均マージンが27.3%となり、2023年度の目標値である30%に道筋をつけた。
4月には、マーケット情報開示システム「WIN」をCatalyst・Data・Partnersの「DB WATCH」と一元化し、「CANTERA(カンテラ)」としてローンチ予定。需要予測などを活用したさらなる収益改善スキームの研究に繋げる。
配送コースの再編では、神奈川県(県央・湘南・三浦半島エリア)を第1のターゲットとする新ダイヤが完成し、4月から運用開始する。
3月1日、東京・千代田区の本社で出版流通改革に関する各施策の進捗を報告した奥村景二社長は、「地に足をつけながら着々と目指すところに進んでいる」と話した。