実業之日本社、大幅増益決算に

第116期(2021.2.1~22.1.31)の決算と役員人事を発表。単体の売上高は29億3900万円(前年比0.4%減)。営業利益は期中、「倉庫改革」に向けて大量にあった在庫を圧縮したため、2億4100万円(同59.4%減)と減少したが、有価証券等売却益で8億4500万円を計上したことで、経常利益は13億8500万円(同83.9%増)、当期純利益も10億4600万円(同91.9%増)と大幅に伸びた。16年にシークエッジグループ傘下に入って以降、最高益を計上した。役員人事は全役員が重任した。
また、当期からは20年に子会社化したシステム会社、㈱ネクスソリューションズとの連結決算を開始。連結売上高は60億7800万円、営業利益は6億8800万円、経常利益は16億3300万円、当期純利益は12億8500万円。同社ではシークエッジグループが掲げる「事業と投資は会社経営の両輪」という方針から、今後もM&Aや金融投資などを積極的に推進していくという。