小学館と集英社、「雑誌返品承諾の可否」をs-book.netで

両社は6月1日から、返品期限が過ぎた雑誌の「返品承諾の可否」を、書店の注文サイト「s‐book.net」を通じて行う。これまではファックスでのやり取りだったが、既存の注文システムを利用することで、効率よく迅速に対応できるようになる。雑誌の委託期間は、「月刊誌が60日」「週刊誌が45日」。これを過ぎると「原則返品不可」となるが、出版社はその都度、書店の事情や雑誌の特性などから判断して返品の可否を判断している。
書店はs‐book.netに、取引する取次会社や出版社、雑誌JANコード、理由などを入力し、出版社は当日または翌営業日まで返信。返品可の場合、書店は同サイトから「出版社了解品連絡表」を印刷して取次会社に返品する。