有隣堂、伊勢佐木町本店でRFIDの実証実験開始

伊勢佐木町本店(横浜・中区)でPubteXが進める「RFIDタグ」の実証実験を開始した。講談社、小学館、集英社の大手3社が8月(集英社は9月)より発売した新刊コミックスにRFIDを装着したことを受けて、まずは「入荷」「販売」「返品」「棚卸し」で、その精度やオペレーションを検証。今後、売上げやサービス面でどのように活用できるかを検討していく。
実証実験は同本店の地下1階にある売場「コミック王国」で行われている。同売場の在庫は約3万1300冊。そのうちRFIDタグが付いたコミックスは約1250冊(9月13日時点)で、貼付率は約4%。ハンディーターミナルを用いて検品。決済オペレーションは通常のレジ会計後、商品を横のカウンターに置き、「販売」のボタンを押す。これで一連のオペレーションが完了する。カウンターの下にはRFIDタグ読み取りアンテナが設置されており、複数冊を一度に読み取り、販売履歴を残すことも可能となる。