JPO、雑誌個別号の事前登録促進へ 3月に新機能リリース

日本出版インフラセンター(JPO)は12月18日開催の理事会で、雑誌コード管理センターと出版情報登録センター(JPRO)の新機能を3月にリリースすることを承認した。
雑誌コード管理センターにおいて、雑誌の創刊・休刊や発行形態の変更など、雑誌に関する基礎・定型情報を受け付けるシステムを設置する。
登録された情報はJPRO内の「雑誌マスタ」にも反映され、出版社に対しては雑誌の個別号の登録のためのひな型となり、出版社は個別号の登録において定型情報を入力する手間が省ける。また、雑誌のもくろくアプリ版を通じて書店にも提供される。
出版社がJPROに登録した個別号の基本書誌・販促情報は、Books、BooksPROに表示され、JPRO情報受信者にも配信されるようになる(雑誌情報の追加を希望する社のみ)。
またenCONTACT(トーハン)、BookEntry(日本出版販売)の「雑誌仕入フォーマット」にも反映され、出版社はそこに部数・出版社指定などを追加し、仕入れ・搬入に利用する仕組み。
これまでのJPROにおける雑誌情報は、雑誌POSセンターを経由した事後登録が中心だった。出版社による事前登録へシフトさせることにより、取次の仕入れや書店への表紙・特集などの事前連絡に活用してもらうことを目指す。
リリースは3月11日予定。同7日午後2時から、東京・千代田区の出版クラブビルで各機能に関する出版社向け説明会を開催する。