春秋社、新シリーズ「アジア文芸ライブラリー」立上げ

高校生から40代までを中心とする読者に向けて、「アジア文芸ライブラリー」を立上げる。第1弾はチベットを代表する女性作家・ツェリン・ヤンキ―氏が書いた『花と夢』(本体2400円)で、4月15日に取次搬入する。5月に朱和之氏(台湾)の『南光』、6月にヴァネッサ・チャン氏(マレーシア)の『私たちが起こした嵐(仮)』を発売する。以降、2カ月に1点のペースでラインアップを増やしていく予定。
編集を手がける荒木駿氏は「アジアの国々は地理的に近いだけでなく、侵略や対立の歴史を含めて、文化的に深いつながりがある。そこに住む人々がなにを思い、どのように暮らしてきたのか、文学を通じて知ってもらい、平和の橋を繋いでいきたい」と語る。