日本図書普及は6月17日、第64期(2023.4.1~24.3.31)決算の概要を発表。図書カードNEXTの発行高は293億9900万円(前年比14.2%減)と大幅に落ち込み、300億円を割り込んだ。書店廃業に伴う図書カードNEXT読取機設置店が前年期末時から446店減少したことが響いた。
期末の加盟書店は5059法人(前年比193法人減)、読取機設置店は6798店(同446店減)、読取機設置台数は1万0276台(同470台減)。
損益計算書における売上高は1271万円(同9.2%減)、営業損失20億0800万円(前年は19億9800万円の損失)、経常損失は8億2100万円(同6億7100万円の損失)、当期純利益は5億7600万円(同6億9200万円の利益)。
役員人事では、統括部長の佐藤隆氏が取締役に新任。監査役の黒柳光雄氏は退任して顧問に就く。6月27日に行う株主総会および取締役会で承認される見通し。