日教販、増収増益の好決算
12月4日、第72期(2019.10.1~20.9.30)決算と役員人事を発表した。売上高は276億8100万円(前年比3.9%増)、営業利益は5億0300万円(同39.0%増)、経常利益3億5000万円(同52.9%増)、当期利益2億9300万円(同38.5%増)。新型コロナウイルスによる書店休業等の影響で書籍分野が減少したが、小学校の教科書改訂で指導書が好調に推移した。
役員人事は、取締役6人が重任。監査役の宮下謙一氏が退任。管理企画部長の藤田博之氏が監査役に新任する。
渡部正嗣社長によると、同社の税務上の累積損失は72期末時点で2億3500万円。これにより法人税等の負担も軽減されている。今期73期は累積損失を解消したうえ、内部留保10億円を目指す。自己資本比率も期末時点の19.4%を20%以上に引き上げる計画だ。決算、役員人事は、12月25日に行われる株主総会で承認される見通し。
【2020年12月7日更新】

紀伊國屋書店、コロナ禍で13年連続黒字決算
11月30日、株主総会および取締役会を行い、第126期(2019.9.1~20.8.31)の連結と単体決算を発表した。連結売上高は1143億5800万円(前年比5.7%減)。内訳は、「店売総本部」437億3600万円(同12.4%減)、「営業総本部」488億8500万円(同2.6%増)、「海外」155億8800万円(同15.9%減)。営業利益は5億円(同67.0%減)、経常利益は7億7900万円(同53.4%減)、当期純利益は7億4700万円(同23.8%減)。連結決算を始めてから3年連続で黒字。
単体の売上高は981億4100万円(同4.0%減)。営業利益は7億4400万円(同13.2%減)。経常利益は8億1300万円(同39.6%減)、当期純利益は8億1800万円(同3.2%減)。単体決算では13年連続黒字を確保した。
新役員体制は次の通り。(○印は新任、◎印は昇任)
代表取締役会長兼社長= 高井昌史
取締役副会長(会長補佐、店売総本部、店舗開発担当)= 市川晶裕
同副社長(店売総本部長、管理部門担当)= 藤則幸男
同(海外事業推進室、国内関連会社、海外関連会社担当)=森啓次郎
同(営業総本部長、営業総本部首都圏・神奈川静岡・西日本営業本部担当、教育イノベーション営業本部担当)=◎武藤和男
常務取締役(総務部長兼秘書室長、出版部・事業部担当) =西根徹
同(経理部、情報システム部、内部審査室担当)= 小竹裕人
同(営業総本部東京営業本部長、中部・北海道・東北営業本部担当)=渡邉敏弘
同(同本部副本部長、学術情報販売推進本部長兼ICT営業本部長、海外事業推進室担当)=◎大野繁治
取締役(店売総本部ホールセール部長)=十河宏
同(営業総本部営業推進本部長、東京営業本部第二営業部長) =小澤利彦
取締役(同ライブラリーサービス営業本部長)= ○藤戸克己
社外取締役= 松原眞樹
常勤監査役 =○湯本正哉
監査役=藤岡正男
同=田畑豊
【2020年12月1日更新】

有隣堂、4年ぶりの赤字決算
11月25日、株主総会および取締役会を行い、第68期(2019.9.1~20.8.31)決算と役員人事を承認。売上高は514億9700万円(前年比4.1%減)。営業利益は2億5700万円(同45.3%減)、経常利益は1億6700万円(同53.3%減)、当期純損失は3億6000万円(前年は1億5100万円の利益)。
期中は、緊急事態宣言が発出された翌日、4月8日から書店38店舗中36店舗ほか、音楽教室でも休業を余儀なくされ、売上げに大きな影響が出た。「書籍類」売上げは同約11%、「雑誌」は同約17%減少。それでも「什器・内装」が同70%以上、「OA機器」「通販商品」も好調に推移した。営業・経常利益は確保したものの、休業中の固定費など3億9200万円を特別損失に計上したことで、当期純利益は損失となった。
役員人事では取締役全員が任期満了となり、改めて4人の取締役が選任された。
【2020年11月26日更新】

日販GHD、減収増益に
日販グループホールディングスは11月20日、2020年度中間(2020.4.1~同9.30)決算の概要を発表した。連結子会社34社の売上高は2428億6100万円(前年同期比3.2%減)で減収。営業利益は14億0100万円(同30.7%増)、経常利益は14億8400万円(同33.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は2億9200万円(同110.4%増)と増加した。取次事業は19年度下期から営業赤字が続いているが、小売・不動産事業がグループ全体の増益を牽引した。
日販単体の売上高は1942億5100万円、営業損失は1億1200万円、経常損失は2000万円、中間純損失は8400万円。
同社は19年10月に持株会社体制へ移行し、日販GHDに商号変更。従来の日販の事業のうち、子会社管理および不動産以外のすべてを新設した日販に承継したため、前年同期比はない。
【2020年11月24日更新】

博報堂DYHDの中間決算、減収減益に
博報堂DYホールディングスはこのほど、2021年3月期第2四半期(20.4.1~同9.30)連結決算の概要を発表した。
売上高は5340億6500万円(前年同期比21.8%減)と減収。利益面でも、営業利益18億円(同91.1%減)、経常利益37億1200万円(同82.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失34億3300万円(前年は197億6300万円の利益)で減益となった。
21年3月期の通期決算は、売上高1兆2470億円(同15.0%減)、営業利益240億円(同56.5%減)、経常利益270億円(同53.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益130億円(同71.0%減)と予想。ただし、下半期に景気や広告市場の緩やかな回復が継続し、新型コロナウイルス感染拡大の第3波などにより再び著しい経済停滞がないことを前提とするという。
【2020年11月24日更新】

トーハン中間決算、2006年以来の増収増益に
11月17日、2020年度上半期(R2.4.1~同.9.30)決算の概要を発表。連結の売上高は1942億9500万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は19億9800万円(同226.2%増)、経常利益は11億4200万円(前年は2億7000万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益は10億1100万円(前年は2億0500万円の損失)で、06年度以来の増収増益決算に。
トーハン単体の売上高は1811億8400万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は19億0700万円(同36.0%増)、経常利益は5億3700万円(同90.6%増)、中間純利益は9億2100万円(同1464.4%増)で、連結決算と同様に06年度以来の増収増益を果たした。
【2020年11月18日更新】

インプレスHD、増収増益の連結中間決算
インプレスホールディングスが2021年3月期の連結中間(2020.4.1~同9.30)決算を発表。売上高は67億8500万円(前年同期比3.3%増)。利益面では、営業利益6億3300万円(同55.1%増)、経常利益6億6700万円(同50.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億7900万円(同39.3%増)。増収増益で折り返した。
通期の連結売上高は135億円(前年比0.1%減)、営業利益4億5000万円(同4.2%増)、経常利益5億4000万円(同3.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3億7500万円(増減なし)と予測している。
【2020年11月17日更新】

三洋堂HDの中間決算、増収増益
三洋堂ホールディングスは11月16日、2021年3月期(R1.4.1~R2.3.31)第2四半期連結決算の概要を発表した。
売上高は102億0300万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は2億9400万円(前年同期は8900万円の損失)、経常利益は3億1800万円(同5900万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億6200万円(同9600万円の損失)となった。
商品部門別売上高では、「書店」66億5800万円(前年同期比11.8%増)、「レンタル」9億9300万円(同4.3%減)、「文具・雑貨・食品」9億8700万円(同8.5%増)、「セルAV」5億4200万円(同16.8%減)、「TVゲーム」3億8800万円(同35.0%増)、「古本」3億7100万円(同17.0%増)、「新規事業」1億1600万円(同46.0%減)。
【2020年11月17日更新】

ライツ社決算、増収増益に
ライツ社はこのほど株主総会を行い、第4期(R1.9.1~R2.8.31)決算を確定した。売上高は2億2942万円(前年比44.0%増)、経常利益は3860万円(同88.6%増)、当期純利益は2768万円(同100.4%増)だった。
【2020年11月17日更新】

メディアドゥの中間連結決算、増収増益に
10月13日、2021年2月期の第2四半期(R2.3.1~同.8.31)連結決算の概要を発表。売上高417億3400万円(前年同期比30.9%増)、営業利益15億2900万円(同64.8%増)、経常利益15億8300万円(同85.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億1000万円(同88.0%増)で、増収増益となった。
電子書籍市場の拡大が想定を上回って推移し、売上高が当初予想を超過して進捗。利益面でも当初予想を上回って着地することが想定されるため、21年2月期の連結業績予想は売上高850億円(同29.1%増)、営業利益28億円(同51.0%増)、経常利益28億円(同58.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益15億円(同69.5%増)と上方修正した。
【2020年10月16日更新】

精文館書店、増収増益決算 売上高が過去最高に
精文館書店は9月16日、定時株主総会を開催し、第51期(R1.7.1~R2.6.30)決算を確定した。売上高は207億8700万円(前年比7.1%増)で過去最高を記録。利益面では、営業利益6億1700万円(同40.5%増)、経常利益6億1600万円(同43.7%増)、当期純利益3億4800万円(同26.4%増)となり、増収増益の決算となった。
「レンタル」と「セルCD・DVD」が減少したものの、新規店効果および新型コロナウイルス感染拡大に伴う非常事態宣言下の巣ごもり消費の受け皿となったことなどにより、「書籍」と「文具」が売上増となり、全体では増収した。
【2020年9月28日更新】

文教堂GHD、債務超過解消の見込み
文教堂グループホールディングスは9月1日、2020年8月期連結会計年度において、債務超過を解消する見込みと発表した。年度末の純資産額は6億5000万円から8億5000万円になるという。11月下旬をめどに、関東財務局に有価証券報告書を提出し、債務超過解消を正式発表。その後、上場廃止に係わる猶予期間が解除される予定。
同社によると、「商品」「有形固定資産」「投資その他」に対する当社の評価・見積もりを前提としているため、決算処理の過程で監査法人ナカチによる監査結果で変動する可能性もあるが、これら評価や見積もりが下ぶれしても、債務超過解消が概ね見込まれている状況であるようだ。20年8月期連結業績については、10月中旬に発表予定。株主総会は11月末頃に開催される。
【2020年9月7日更新】

光文社決算、2年ぶりに損失計上
8月25日、株主総会および取締役会を行い、第76期(2019.6.1~20.5.31)決算と役員人事を確定した。総売上高は184億7700万円(前年比9.0%減)。期中は、大きな収益を見込んでいた第4四半期(3~5月)に雑誌5誌の発売中止を余儀なくされ、厳しい決算となった。
総売上高の内訳は、「販売」88億5700万円(同8.5%減)、「広告」56億9600万円(同11.3%減)、「その他」33億4200万円(同7.6%減)、「不動産」5億8100万円(同2.6%減)。
利益面では、経常損失13億9900万円(前年は7億6500万円の損失)、当期純損失は24億0200万円(前年は36億2400万円の利益)。「年金財政の健全化のための費用」を特別損失に計上。実質的な純損失は14億円程度だという。
役員人事では、爲田敬氏(第一・第二事業局担当)と内野成礼氏(ニュース事業局担当)が取締役に新任。平山宏取締役と丹下伸彦相談役は退任。平山氏は顧問に就いた。
【2020年8月31日更新】

博報堂DYHDの第1四半期決算、減収減益に
博報堂DYホールディングスは8月7日、2021年3月期第1四半期(20.4.1~同6.30)連結決算の概要を発表した。
売上高は2610億2300万円(前年同期比21.6%減)と減収。利益面でも、営業利益3億9800万円(同94.3%減)、経常利益15億4200万円(同80.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失30億7000万円(前年は25億7600万円の利益)で減益となった。
【2020年8月27日更新】

集英社、当期純利益200億円超に 廣野眞一専務が新社長
8月25日、株主総会と取締役会を行い、第79期(R1.6.1~同2.5.31)決算と役員人事を確定した。売上高は1529億0400万円(前年比14.7%増)、当期純利益は209億4000万円(同112.0%増)で前年度の2倍以上となった。
役員人事は、堀内丸恵社長(68)が代表取締役会長に、廣野専務(63)が代表取締役社長に、渡辺隆取締役が常務に昇任。北畠元一、安藤拓朗、樋口尚也の3氏が取締役に、松本真人、山森利之、内田秀美、瓶子吉久の4氏が役員待遇に新任した。高梨雄二専務、小林桂常務、田中純取締役は退任。高梨氏は顧問、小林氏はProject8の代表取締役専任となる。【2020年8月26日更新】

中央社、減収減益の決算
8月18日、東京・板橋区の本社で株主総会および取締役会を行い、その後2019年度(R1.6.1~R2.5.31)決算を発表した。総売上高は208億8610万円(前年比1.9%減)。第4四半期に新型コロナウイルスによる影響を受けて減収となった。しかし、「雑誌」部門は6年ぶりに前年を上回り、総合返品率は合計で29.9%(同0.2ポイント減)と改善。4年ぶりに20%台に復活した。しかし、輸送会社の運賃値上げなどにより、営業利益は2億3640万円(同1.7%減)、経常利益は6410万円(同15.3%減)、当期純利益は4020万円(同35.3%減)を計上して減益を余儀なくされた。
役員人事は全員重任した。
決算説明に当たった森岡憲司社長は「今年2月までは増収で堅調だったが、3・4・5月に新型コロナウイルスの影響を受けて減収となった」と悔しさを滲ませた。
【2020年8月18日更新】

三洋堂HDの第1四半期の連結決算、好調
三洋堂ホールディングス(愛知)は8月11日、2021年3月期第1四半期(20.4.1~同6.30)連結決算の概要を発表した。売上高は51億9500万円(前年同期比9.5%増)、営業利益1億6600万円(前年は4800万円の損失)、経常利益は1億8200万円(同3100万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7200万円(同5000万円の損失)。
新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要から、「書店」部門が同15.8%増、「TVゲーム」が同67.2%増、「古本」が25.6%増、「文具・雑貨・食品」が同7.1%増と伸びた。販管費も圧縮して好調に推移している。
【2020年8月14日更新】

日販GHDの連結決算、黒字転換 日販の取次事業は3期連続の営業赤字
6月26日、日販グループホールディングスと日本出版販売が19年度(19.4.1~20.3.31)連結決算を発表した。連結子会社27社を含めた連結売上高は5159億2200万円(前年比5.5%減)、営業利益24億7400万円(同141.0%増)、経常利益24億4100万円(同125.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億8100万円(前年は2億0900万円の損失)。日本出版販売の営業赤字が続く一方で、それ以外の7事業がすべて黒字に。固定費も削減させ、最終利益は黒字転換した。
日本出版販売は昨年10月1日、日販GHDに社名変更し、持株会社に移行している。〝新会社の日販〟では、3月末までの下期のみを経営実績として発表した。その売上高は2136億7400万円、営業損失7200万円、経常利益4400万円、当期純利益2億8800万円。なお、参考資料として、昨年4月から今年3月末までの管理会計上の通期業績は売上高4139億3100万円、営業損失2億5300万円、経常損失4100万円、当期純損失2億8200万円。日販における取次事業の営業損失は3億1400万円、経常損失は1億4000万円。同社の奥村景二社長は、会見の席上、今後も業界三者のビジネスが成立して、出版物を安定して流通し続けられるようにするため、「コストの主体を明確にした上で、取引先と共有し、新たなルールをつくっていくこと」の重要性を示した。
【2020年6月29日更新】

博報堂DYHD、増収減益決算に
博報堂DYホールディングスは5月22日、取締役会で2020年度3月期の連結決算(19.4.1~20.3.31)を承認し、決算短信を公表した。
売上高は1兆4662億4900万円(前年同期比1.5%増)で増収。利益面では、売上総利益は3324億9900万円(同2.4%増)、営業利益は551億3100万円(同15.6%減)、経常利益は581億円(同15.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は448億9300万円(同5.0%減)の減益決算となった。
種目別では、「4マスメディア」では全種目で前年同期実績を下回った一方で、「インターネットメディア」が引き続き堅調に推移。「クリエイティブ」「アウトドアメディア」なども対前年で増加し、「4マスメディア」以外の合計では前年を上回った。
売上高を得意先業種別にみると、「官公庁・団体」「情報・通信」「エネルギー・素材・機械」が増加。「飲料・嗜好品」「ゲーム・スポーツ・趣味用品」「不動産・設備投資」が減少した。
【2020年6月2日更新】

トーハン決算、創業以来初の経常赤字
5月29日、取締役会を行い、第73期(19.4.1~20.3.31)の単体・連結決算を承認。同日午後にその概要を発表した。
単体決算の売上高は3834億8900万円(前年比3.5%減)、営業利益19億7600万円(同53.8%減)、経常損失4億7200万円(前年は21億3900万円の利益)、当期純損失55億9200万円(前年は6億5200万円の利益)。
経常損失の概況を事業別にみると、「取次事業」が19億9200万円の損失、「不動産事業」が13億5200万円の利益、「新規事業」が1億1200万円の損失、「株式配当金」が2億7700万円の利益。
連結決算の売上高は4082億4900万円(同2.1%減)、営業利益は13億1900万円(同66.1%減)、経常損失は14億5700万円(前年は18億1900万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は59億8500万円(前年は5億3100万円の利益)。
13社ある「書店系子会社」の売上高は約590億円。期中の新規店は6店、閉店は22店で、期末の店舗数は286店。
【2020年6月1日更新】

小学館決算、3期連続で増収
5月21日、東京・千代田区の本社で株主総会および取締役会を行い、第82期(2019.3.1~20.2.29)決算と役員人事を確定した。売上高は977億4700万円(前年比0.7%増)で3年連続の増収。営業利益は非公開だが、経常利益は55億7700万円(同26.8%増)、当期利益は39億2600万円(同11.6%増)と増収増益となった。売上高の内訳は、「出版売上」497億1000万円(同8.8%減)、「広告収入」107億2900万円(同1.5%増)、「デジタル収入」248億5400万円(同21.1%増)、「版権収入」124億5400万円(同8.6%増)。
出版部門では、「雑誌」207億0200万円(同9.8%減)、「コミックス」166億6800万円(同9.1%減)、「書籍」106億8800万円(同0.1%減)、「パッケージソフト」16億5200万円(同33.3%減)。役員人事は全員再任。新任も昇任も退任もなく、一部の管掌を変更するにとどめた。
【2020年5月26日更新】

三洋堂HDの連結決算、最終利益13億円の損失
三洋堂ホールディングスは5月15日、2020年3月期(19.4.1~20.3.31)の連結決算概要を発表した。売上高は199億6500万円(前年比2.1%減)、営業利益は1億5100万円(同370.1%増)、経常利益は2億0700万円(同226.9%増)、親会社株主に帰属する当期純損失は13億0400万円(前年は3億0800万円の損失)。減損会計や繰延税金資産の取崩しがあったことで最終赤字となった。
個人顧客事業では、「書店」が同2.6%減、「レンタル」が同12.3%減となったが、新規事業、文具・雑貨・食品、古本、TVゲームの4部門が健闘した。
役員人事は6月23日、非常勤取締役の小林憲司氏が退任予定。
【2020年5月18日更新】

KADOKAWA、減収増益の決算に
5月14日、2020年3月期(19.4.1~20.3.31)の連結決算を発表。売上高は2046億5300万円 (前年比1.9%減)、営業利益は80億8700 万円(同198.7%増)、経常利益は87億8700万円(同108.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は80億9800万円(前年は40億8500万円の純損失)の減収増益決算となった。
出版事業は売上高1173億3000万円(前年比1.2%増)。そのうち電子書籍・電子雑誌は90億円超と好調に推移、過去最高の売上高となった。営業利益は物流費の増加などが影響し、同13.9%減の62億4800万円。
同日に行われた取締役会で、新役員体制案も発表。6月開催予定の定時株主総会および取締役会の決議をもって、正式に決定される。新取締役には山下直久、加瀬典子ら4氏が就任、関谷幸一、芳原世幸の2氏は退任する。関谷、芳原の両氏は、取締役退任後も引続き専務執行役員を務める。
【2020年5月15日更新】

インプレスホールディングス、営業利益は3ケタ増に
2020年3月期(19.4.1~20.3.31)の連結決算を発表。売上高は135億0700万円(前年比5.2%増)、営業利益は4億3100万円(同107.0%増)、経常利益は5億2100万円(同78.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億7400万円(同21.0%減)。コンテンツ事業は同4.0%増の109億5500万円。雑誌の売上げが減少したものの、ITメディアと連携したイベントやデジタルメディア広告が好調だった。
21年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大による出版販売などへの影響が算定できないため、公表していない。
【2020年5月14日更新】

メディアドゥホールディングス、増収増益決算に
このほど、2020年2月期(2019.3.1~20.2.29)決算を発表。売上高は658億6000万円(前年比30.2%増)、営業利益は18億5300万円(同26.3%増)、経常利益は17億6100万円(同18.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億8400万円(前期は12億4300万円の純損失)となり、最高益を計上した。
同社の売上構成比98%を占める電子書籍流通事業は、売上高が645億2900万円(前年比28.7%増)、営業利益は18億6100万円(同15.0%増)。新型コロナウイルスの影響により20年3月の業績好調を受けて、藤田恭嗣社長は「巣ごもり消費により、電子書籍の利用がさらに促進する可能性がある」と動画配信された説明会で話した。
【2020年5月1日更新】

丸善CHIホールディングス、営業利益6.8%増に
さきごろ、2020年1月期(19.2.1~20.1.31)の連結決算を発表した。売上高は書籍販売の減少などにより1762億2580万円(前年同期比0.5%減)だったが、利益面では原価および販管費の削減に努めた結果、営業利益は34億5400万円(同6.8%増)、経常利益は32億9900万円(同5.9%増)。親会社株主に帰属する当期純利益は20億7700万円(同14.3%減)。21年1月期の連結決算予想は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、3月13日現在、未定となっている。
【2020年3月17日更新】

講談社決算、「21世紀に入って最高の数字(利益)」(野間社長)
2月20日、東京・文京区の本社で株主総会および取締役会を行い、第81期(2018.12.1~19.11.30)の決算と役員人事を決め、同日発表した。売上高は1358億3500万円(前年比12.7%増)。営業利益は約89億円(同293.8%増)、経常利益は約112億円(同139.3%増)、当期純利益は72億3100万円(同152.9%増)と大幅増益になった。
売上高の内訳は、「製品」643億1000万円(前年比3.9%減)、「広告収入」59億2600万円(同18.4%増)、「事業収入」613億7000万円(同38.5%増)。「その他」10億6700万円(同0.5%増)、「不動産収入」31億6000万円(同0.3%増)。
会見に臨んだ野間省伸社長は、「21世紀に入って最高の数字を出せた」とし、出版の構造改革に意欲をみせた。
【2020年2月20日更新】

ワンダーコーポレーション第3四半期、減収増益に
さきごろ、第3四半期(2019.4.1~同12.31)連結決算の概要を発表した。なお、同社は2019年3月期に決算日を2月末日から3月31日に変更した。前年同期比は同期間での対比としている。
売上高は459億9200万円(前年同期比7.9%減)、営業利益は7億2700万円(同236.6%増)、経常利益は7億3100万円(同241.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億3900万円(前年同期は31億5700万円の損失)の減収増益決算となった。これにより、純資産は前年度末から5億6000万円増加し、65億4800万円となった。
売上高は減少したが、不採算店舗を「WonderGOO」10店、「新星堂」22店、「TSUTAYA」12店閉鎖し、事業収支は改善した。
第3四半期末の店舗数は、「WonderGOO」69店(うちFC7店)、「WonderREX」28店(同2店)、「TSUTAYA」83店、「新星堂」85店、「その他」13店(同7店)、計278店。
【2020年2月18日更新】

スターツ出版、増収増益の決算に
2月13日、2019年(2019.1.1~同12.31)の決算を発表。売上高は49億0200万円(前年比4.1%増)、営業利益は5億7500万円(同13.9%増)、経常利益は6億8000万円(同15.6%増)、当期純利益は4億1500万円(同10.0%増)で増収増益となった。
セグメント別では、月刊誌「オズマガジン」などを展開している東京マーケティングドメインの売上げは、32億5900万円(同1.4%増)、営業利益は2億1800万円(同37.7%減)。大人向け恋愛小説レーベル「ベリーズ文庫」などを展開している投稿コンテンツドメインの売上げは、16億4200万円(同10.0%増)、営業利益は4億4800万円(同88.4%増)だった。
【2020年2月17日更新】

三洋堂HD第3四半期連結決算、売上高3.5%減
三洋堂ホールディングスは2月14日、2020年3月期第3四半期(2019.4.1~同12.31)の連結決算について発表した。
売上高は146億7900万円(前年比3.5%減)、営業損失2100万円(前年同期は1200万円の黒字)、経常利益は1300万円(同54.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失3100万円(同2500万円の黒字)。
主力である「書店部門」の売上げが92億1600万円(同4.3%減)と減少した。店舗数は1月末時点で78店舗。
通期の連結業績については、売上高200億円(前年比2.0%減)、営業損失9000万円(前年同期は3200万円の黒字)、経常損失6000万円(同6300万円の黒字)、親会社株主に帰属する当期純損失1億3000万円(同3億0800万円の黒字)と予想している。
【2020年2月14日更新】