丸善CHIホールディングス、減益の決算に
このほど、2023年1月期(22.2.1~23.1.31)連結決算を発表した。売上高は1627億9900万円(前年同期は1743億5500万円。「収益認識に関する会計基準」などの適用で、前年同期比はなし)。利益面では、営業利益31億2900万円(前年比23.4%減)、経常利益30億6100万円(同20.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億7300万円(同18.3%減)の減益となった。
丸善ジュンク堂書店などが展開する「店舗・ネット販売事業」の売上高は663億1000万円(前年同期は698億2400万円)、営業利益は1900万円(同93.7%減)。来店客数がコロナ禍前の水準に戻っていないことが大きく影響した。1月末時点の店舗数は、「MARUZEN」「ジュンク堂書店」ブランド以外の店舗名を含めて108店舗。
また、4月27日付で、中川清貴取締役会長が代表取締役会長、五味英隆常務取締役が代表取締役社長、杉田禎浩氏(虎ノ門総合法律事務所弁護士)が社外取締役(監査等委員)に就く役員人事を内定した。松尾英介代表取締役社長は常勤顧問に就任、茅根熙和社外取締役は退任する。役員人事は同日開催予定の定時株主総会および取締役会にて正式決定する予定。
【2022年3月31日更新】

丸善CHIホールディングス、増益の決算に
このほど、2022年1月期(21.2.1~22.1.31)連結決算を発表した。売上高は1743億5500万円と前年比1.6%増。利益面では、営業利益40億8400万円(前年比5.2%増)、経常利益38億5300万円(同3.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億7100万円(同3.8%増)の増益となった。
丸善ジュンク堂書店などが展開する店舗・ネット販売事業の売上高は698億2400万円(同4.2%増)、営業利益は3億0700万円(同152.3%増)の増収増益。前期は、一昨年春の緊急事態宣言発出による自治体からの要請を受け、同時期に多くの店舗が休業、営業時間短縮を余儀なくされたが、今期は限定的であったことが大きかった。またセルフレジの導入により、販管費が削減した。1月末時点での店舗数は、「MARUZEN」「ジュンク堂書店」ブランド以外の店舗名を含めて103店舗となっている。
【2022年3月15日更新】

丸善CHIホールディングス、第1四半期は大幅増益に
2022年1月期(21.2.1~同4.30)連結決算を発表。売上高は519億5500万円(同16.4%増)、営業利益は29億0800万円(同109.3%増)、経常利益は28億円(同104.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億9000万円(同292.5%増)で、大幅な増収増益となった。
通期の予想は、売上高1770億円(同3.1%増)、営業利益36億円(同7.3%減)、経常利益34億5000万円(同7.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益19億円(同9.1%減)。
【2021年6月18日更新】

丸善CHIホールディングス、営業利益6.8%増に
さきごろ、2020年1月期(19.2.1~20.1.31)の連結決算を発表した。売上高は書籍販売の減少などにより1762億2580万円(前年同期比0.5%減)だったが、利益面では原価および販管費の削減に努めた結果、営業利益は34億5400万円(同6.8%増)、経常利益は32億9900万円(同5.9%増)。親会社株主に帰属する当期純利益は20億7700万円(同14.3%減)。21年1月期の連結決算予想は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、3月13日現在、未定となっている。
【2020年3月17日更新】

丸善CHIホールディングス、減収増益に
さきごろ、2019年1月期(H30.2.1~同31.1.31)の連結決算を発表した。連結対象子会社は丸善ジュンク堂書店、hontoブックサービス、図書館流通センター、丸善出版、丸善雄松堂など29社。
売上高は1770億4100万円(前年同期比0.7%減)で減収となった。利益面では、粗利益率の改善と販管費の削減に努めた結果、営業利益は31億9100万円(同38.7%増)、経常利益は31億1600万円(同38.2%増)で増益となった。
特別利益を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は24億2400万円(前年は3億2100万円の損失)となった。
【2019年3月18日更新】

丸善CHIホールディングス、大幅増収も30億円の赤字に
このほど平成24年1月期(H23.2.1~H24.1.31)決算を発表、売上高1760億1300万円(前年比52.7%増)、営業利益500万円(前年は12億5500万円の赤字)、経常損失1億1800万円(同11億円の赤字)、当期純損失30億9600万円。
期中、ジュンク堂書店、雄松堂書店などを子会社化、丸善CHIホールディングスとして7社体制へ拡大したことで増収。しかし、東日本大震災の影響や、丸善が前期に実施した基幹システム再構築の混乱などの影響もあった。また、同社の希望退職者募集実施により13億2700万円を特別損失に計上したことなどから、30億円強の当期純損失となった。
【2012年3月22日更新】

丸善2010年1月期第2四半期の連結業績、店舗事業の不振で赤字に
売上高は前年同期比8.6%減の475億1800万円、営業損失4800万円(前年は2億8700万円の黒字)、経常損失2億0700万円(同1億1700万円の黒字)、当期純損失3億5200万円(同4700万円の黒字)。売上高の減少の主要因は、景気後退による店舗売上げの減少で17億円のマイナス。4億6000万円の経費削減を行ったが、減収に伴う粗利減(7億8000万円)をカバーできず、赤字に。
店舗事業の売上高は同10.0%減の166億8000万円、経常損失2億6400万円。既存店の売上高は前年比6%減で9億8000万円減少した。主力の教育・学術事業は同6.9%減の273億8600万円、営業利益は同7.3%減の7億0700万円。
【2009年9月8日更新】

丸善2009年1月期連結中間決算、減収減益に
売上高は前年比4.1%減の520億600万円、営業利益が同49.4%減の2億8700万円、経常利益が同80.9%減の1億1700万円、中間純利益が同96.3%減の4700万円となった。セグメント別では、教育・学術事業は、売上高が同6.4%減の294億1800万円、営業利益が同27.4%減の7億6300万円。店舗事業は売上高が同0.5%増の185億2600万円、営業利益が1億7700万円と黒字化(前年同期は6800万円の損失)、出版事業は売上高が同19.8%増の13億2800万円、営業利益が同21.1%増の1億7200万円。店舗内装事業およびその他事業は売上高が同16.8%減の27億3300万円、営業利益が同45.6%減の1億9600万円となった。
【2008年9月19日更新】

丸善の2009年第1四半期連結業績、店舗事業は計画比0.4%増
当期の売上高は前年比6.0%減の325億2800万円、経常利益同22.4%減の12億6800万円、四半期利益同22.5%減の12億5500万円。前年同期に設備・工事関連で大型物件が集中する特殊要因があったため減収減益。しかし、期初の計画比では、売上高は0.7%増、経常利益は34%増。事業別では、教育・学術事業が予算比0.5%増、出版事業が8.8%増と計画を上回った。
【2008年6月10日更新】

丸善2008年1月期連結決算、増収大幅減益に
3月21日、2008年1月期連結決算を発表。売上高は前年比3.2%増の1025億2900万円、営業利益は同64.1%減の3億0200万円、経常利益は同3.4%減の4億4500万円、当期利益は同89.3%減の5億3000万円となった。小城武彦社長は「市場が成熟しているなか、『教育・学術』と書店の売上げは伸びている。しかし、先行投資と在庫処分などによって、利益が減少した」と決算概況を説明した。
【本紙2008年3月27日号より】

丸善2008年1月期中間決算、増収減益に
売上高は前年比2.7%増の542億5600万円となったが、営業利益は同31.8%減の5億6800万円、経常利益も同28.2%減の6億1500万円となった。中間純利益は同30.1%増の12億6300万円。
事業構造改革推進のための先行費用の支出により減益となったが、中間純利益は、プリンストン債訴訟の和解金8億3600万円を特別利益に計上したため増加した。
セグメント別では、教育・学術事業が売上高同4.0%増の314億2700万円。営業利益同4.5%減の10億5200万円。店舗事業は売上高が同2.1%増の184億3500万円となったが、6800万円の営業赤字となった。アパレル事業の売却により前年より赤字幅は縮小しているものの、既存店の不振が続いている。日本橋店などの出店費用は丸の内本店の好調でコストを吸収できたという。
【2007年9月21日更新】

丸善、2007年1月期決算を発表 不正会計処理は4月中に
売上高は993億4000万円、営業利益は8億4300万円、経常利益は4億6000万円、当期利益は49億6700万円。当期利益が業績予想より大幅に上がっているのは昨年に投資有価証券の売却益約53億円、事業改革費用戻入額3億6100万円を特別利益に計上したため。
また、不正会計による影響額を当期に特別損失で一括処理する予定だったが、各期の決算を訂正する方針に変更し今回特別損失に計上しなかったことも影響した。前年比を発表していないのは昨年が10カ月の変則決算であったことと、不正会計処理があった2002年3月期から5期分の決算を訂正するため。
不正会計処理については、現在も調査を継続中。定時株主総会が行われる4月26日までには、取締役の処分も含めて調査結果と防止策を公表する。
役員人事については村田誠四郎社長のほか、松嶋徹常務店舗事業本部長などが退任。新たに小城武彦氏と大西敏彦氏(大和証券エスエムビーシー)が取締役に就任する予定。
【2007年3月30日更新】

丸善、既存店堅調で前年並みの売上げ
平成19年1月期中間業績は 売上高が526億6000万円。新規店苦戦も丸の内本店の2桁増で既存店全体は前年比4%増。営業利益6億3600万円、経常利益6億6100万円、当期中間純利益7億7600万円。期初予想内で推移し通期では4期振りの黒字決算の見通し。決算期変更で前年対比は未発表。
【2006年9月22日更新】

丸善、今期から黒字化へ
新中期事業計画の初年度となる平成18年1月期(決算期変更のため10ヵ月の変則決算)の連結決算を発表。売上高は834億1100万円、営業利益は4億5400万円、経常損失は3億6000万円となり、当期は66億2400万円の赤字となった。経常損失になったものの、前年より支払利息がほぼ半減するなど財務面は改善していきている。ただ、構造改革費用と減損損失を88億円ほど特別損失に計上したため、赤字に。そのため、資本準備金約43億円を取り崩し、損失処理にあてる。ただ、事業構造改革費用は当期で計上を終え、平成19年1月期は売上高1010億円、経常利益12億円、当期純利益11億円と2003年3月期以来の黒字化を目指す。
【2006年3月28日更新】

丸善、2006年1月期中間連結決算 洋書・図書館需要減で減収
売上高が前年同期比10・4%減の473億4600万円、営業損失が2億1700万円、経常損失が8億0200万円、中間順損失68億1500万円。
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【2005年11月24日更新】

丸善、2006年1月中間期の連結の売上高を470億円に下方修正
連結の業績予想について、売上高50億円減、経常利益は2億5000万円増の8億5000万円に、当期純利益は18億円減の70億円に下方修正した。図書館等の資料費予算の抑制や既存店舗の書籍売上げの伸び悩み等が要因。
【2005年10月25日更新】

丸善決算、24億の赤字に
売上高は前期比5・7%減の1100億9600万円、経常利益は同33・5%減の15億9500万円。棚卸資産処分などの特別損失により当期は24億7700万円の赤字となった。繰延税金資産の取り崩しにより、約22億円の損失を次期に繰り越す見込みで、財務体質の強化と繰越損失の解消のために、新株発行を前提に資本減少を実施する。新株は、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツが100億0620万円で引き受ける。
【2005年5月20日更新】

丸善連結決算、赤字に下方修正 100億円の第三者割当を実施
2005年3月期連結の業績予想を下方修正。売上高1095億円、経常利益14億円、当期損失27億円。売上高の減少は、国立大の法人化の影響や丸善ブックネットサービスの導入時期の遅れ、アパレル部門の減収が原因。丸の内本店の出店費用などで営業利益率が0・9%低下、長期滞留資産の整理や子会社の不採算店の撤退損失を特別損失として計上した。このため、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツへの100億円の第三者割当増資を決めたほか、欠損金を解消するために、資本準備金及び資本の減少も実施する予定。
【2005年4月22日更新】

丸善中間期連結決算、売上減少も収益改善進む
連結売上高は前年比7.6%減の553億9900万円だが、営業利益は4億2500万円(前年は2100万円の赤字)となり、販管費の削減効果が表れた。ただ、支払利息の増加で経常損益700万円の赤字、さらに希望退職関連費用34億9000万円を計上したため、当期は28億7800万円の赤字となった。
【2003年11月21日更新】

丸善、9月中間期連結決算
売上高2.8%減の599億3800万円、経常損失1億5200万円、中間純損失6億3500万円。セグメント別では「書籍・文化雑貨事業部門」が売上高464億7200万円、営業利益5億0300万円。
店舗事業部は、仙台の「仙台アエル店」、東京の「丸ビル店」が好調。不採算店の撤退と採算効率の高い新規出店によって、収益改善が進んでいる。通期業績予想は、売上高1300億円、経常利益23億円、当期純利益5億円を見込む。
【2002年11月22日更新】

丸善、2002年3月期連結決算、特損で赤字に
売上高は前年比3.5%減の1276億4000万円となったが、営業利益は同162.0%増の8億3600万円、経常利益は同626.8%増の6億3300万円と事業収益は回復した。ただ、有価証券評価損などで111億5900万円の特別損失を計上したため、当期は71億5500万円の赤字になった。
【2002年5月24日更新】

丸善の9月中間期連結決算、純損失23億9400万円
売上高は前年同期比3.9%減の616億5800万円、営業損失は3億9200万円、経常損失は5億6700万円。書籍・文化雑貨事業は売上高478億9600万円、営業利益4億7400万円。店舗事業部の和書販売は6店舗で前年対比二ケタ増。既存店ベースでは1.1%の伸び。
【2001年11月22日更新】

丸善3月期決算、売上高は1323億円
丸善3月期の連結決算は、売上高が対前期比8%減の1323億円1400万円、営業利益が同75%減の3億1900万円、経常利益は94%減の8700万円となり、かろうじて黒字を確保。特別損失として投資有価証券評価損や固定資産除・売却損等を計上し、最終赤字は24億2400万円。次期売上高として1350億円、経常利益17億円を見込む。
【2001年5月29日更新】