■「新文化」最新号の1面特集は、【久美堂、「人文書」に踏込み売上増へ/〝リレーフェア〟好評】
久美堂(東京)が町田市にある本店と玉川学園店で「人文書」を大々的に展開し始め、30~40代女性や年配者などを中心に新たな読者を広げている。これまで積極的に扱ってこなかった分野だったが、実際に手がけてみると、「ついで買い」や「客注」が増えて客単価が上昇、売上げは好調だ。本店と玉川学園店でローリングして返品を最小限にとどめる人文書の「リレーフェア」が軌道に乗った。人文系の出版社の間で注目を集めている久美堂を訪ねた。(本紙・丸島基和)
■最終面特集は、【「世界への扉になりたい」、元テレビマンが書店開業/「ブックスTangerina」(横浜・青葉区)店主・吉沢朗氏】
5月、美しが丘(横浜・青葉区)に独立系書店「ブックスTangerina」が誕生した。報道畑出身の元テレビマンである店主の吉沢朗氏が「世界への扉になりたい」との想いから、海外文学や海外事情を扱ったノンフィクションなどを展開。〝知的な冒険の準備〟を読者に促す。開業の経緯と現状を取材した。(ライター・沢田徹)