文化堂書店(東京・練馬区)が毎週第4土曜日に同店で催す「読み聞かせ会」が10月25日、200回を迎えた。近隣に住む子どもたち同士で読み聞かせをするこのイベントは、2009年に始まり、のべ4000人超が参加している。読まれた本は約1440冊におよぶ。およそ11坪の店内にござを敷き、座布団を並べて会場としてきた。
第200回は雨天となったが、子どもや親たちなど30人以上が参加。店内をすし詰め状態にした。渡辺欣三社長は読書離れの今でも「子どもたちは本を読みたいと言ってやってくる」、妻の教子氏は「もし読み手が一人になっても、聞き手が一人になっても、私の命があるかぎり続けていく」と話す。
写真=子どもたちを笑顔で見守る渡辺社長

