■「新文化」最新号の1面特集は、【紀伊國屋書店、傘下の啓文堂書店〝改革〟へ】
紀伊國屋書店グループの一員となった啓文堂書店の20店舗は今年、全店舗の屋号を紀伊國屋書店に変更する。運営会社の紀伊國屋書籍販売が、京王線沿線に主に築いてきた書店網と地域の繋がりを引き継ぐ。紀伊國屋書店の販売力を掛け合わせて「本を売る新たな手段」を生み出そうとしている。店頭売上げが8・9月と2カ月連続で前年実績を超え、早くも改革の成果が表れている。紀伊國屋書籍販売の西前秋幸社長と柾谷大地取締役に展望を聞いた。(本紙・勝本育実)
■最終面特集は、【幅広い体験が原動力/編集者の仕事:KADOKAWA・郡司珠子氏】
KADOKAWAの郡司珠子氏は、2022年に自社内で「世界のトップコンテンツ翻訳出版プロジェクト」を立ち上げ、ミシェル・オバマ『心に、光を。』(23年)やアンゲラ・メルケル『自由(上・下)』(25年)を世に送り出した。入社以来、辞書、雑誌、文芸書、文庫、翻訳書など多彩なジャンルの編集に携わる一方で、担当作品の映像化などを通じて社外の人々とチームを組んで仕事をする機会も多かった。そうした幅広い経験が「今の自分につながっている」と語る。(谷山宏典)

