■「新文化」最新号の1面特集は、【絵本・日本プロジェクト、絵本専門士の役割/高橋小織会長と絵本専門士3氏に聞く】
2014年に創設された「絵本専門士」が11年間で700を超えた。近年は受講希望者が毎年1000人を超える規模となっている。令和7年度12期の応募者は70人の定員に対して1300人を突破した。今年1月に発表された講談社と読売新聞グループ本社の「共同提言」では5項のひとつに、読書環境を充実させるための「絵本専門士の活用」が盛り込まれた。「キャッシュレス決済手数料」「RFID」「書店と図書館の連携」「新規出店の環境整備」などの重要課題と並んで、絵本専門士の役割がフィーチャーされている。なぜいま、このような状況になっているのか。絵本専門士を立ち上げた絵本・日本プロジェクトの高橋小織会長(隆文堂)と、絵本専門士の山本美恵子氏、北原まり氏、井上まどか氏に話を聞いた。(本紙・丸島基和)
■最終面特集は、【20周年の節目に移転再出発/「ブックギャラリーポポタム」(東京・杉並区)店主・大林えり子氏】
今年7月7日、「ブックギャラリーポポタム」が東京・杉並区の南阿佐ヶ谷に移転した。ギャラリー併設の書店として、同・豊島区の西池袋で2005年に開業。韓国の出版物を扱うことなどで注目されたが、20周年の節目に新たな地で再出発した。店主の大林えり子氏に、今日までの歩みや現状について話を聞いた。(南陀楼綾繁)