丸善出版、『理科年表』が創刊100周年

1925(大正14)年に創刊されてから100周年を迎え、これを記念して講演会、企画展、講座などを開催する。同書のオフィシャルサイト「理科年表」にある「プレイバック理科年表」では、過去に遡って興味深いページを公開して解説する連載企画を収載している。同書は国立天文台が編纂する自然科学全般を網羅したデータブック。11月28日には最新刊の26年版を発売する。キャンペーン参加書店で購入した読者には、特典として大正時代の面影がある「復刻版風レトロデザイン特製ブックカバー」などを進呈する。さらに、同書にまつわる川柳も募集。12月14日には、東京・千代田区の一橋大学の学術総合センター内にある一橋講堂で講演会を行う。15年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学の梶田隆章教授が基調講演。気象庁長官の野村竜一氏や東京大学名誉教授の纐纈一起氏など5氏が登壇して講演する。入場料は無料。ほかにも様々な企画を打ち出している。

写真=最新刊の2026年版