「おらおらでひとりいぐも」(河出書房新社)のドイツ語版が独文学賞受賞

河出書房新社は9月7日、若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』のドイツ語版が、ドイツの文学協会が主催する文学賞「リベラトゥール賞」を受賞したと発表した。日本作品の受賞は、1987年の同賞創設以来、初めて。
リベラトゥール賞は、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、アラブ世界の女性作家の作品に贈呈されるもの。今回の最終候補作には、日本からは伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』と川上未映子『ヘヴン』(ともに講談社)を含む日本作品3作品、計13作品がノミネートされていた。
若竹氏は、小説の主人公である「桃子さん」に自身をなぞらえ、「おらはこれがらの人だ、まだ戦えると思って小説に精進したい」とコメントした。
『おらおらでひとりいぐも』は2017年に第54回「文藝賞」を受賞した、若竹氏のデビュー作。翌年、第158回「芥川龍之介賞」を受賞した。ドイツ語版は昨年2月刊。海外では現在、5つの国と地域で刊行されているほか、3つの国で刊行準備中。

写真=オンライン記者会見でで喜びを伝える若竹氏