書店議連、総会で「第一次提言案」を討議

「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(書店議連)は4月28日、東京・千代田区の自由民主党本部で総会を開き、書店業振興を政府に要望する「第一次提言」案を討議した。塩谷立会長は「連休明けから提言のとりまとめに入りたい」とした。案では公正取引委員会に「不公正な競争環境等の是正」、文部科学省に「書店と図書館の連携促進」、経済産業省・財務省に「新たな価値創造への事業展開の支援」に取組むよう求めるなどしている。
出版文化産業振興財団(JPIC)の近藤敏貴理事長(トーハン)は「我々業界も努力してまいりますが、書店議連の皆さんには引き続き支援いただきたい」と呼びかけた。また、同財団と日本書店商業組合連合会がさきごろ訪問した韓国の書店・図書館政策などについて報告。当日は今村翔吾氏が大阪の書店「きのしたブックセンター」を営む作家として発言したほか、鳥取県立図書館の小林隆志館長が現状報告した。

写真=塩谷立会長