日販、24年稼働予定の新物流センターで「縦横無尽に取り次ぐ」

日本出版販売と中三エス・ティは6月8日、東京・台東区の都立産業貿易センター台東館で、文具・雑貨の共同商談会「Discover New Items 2023 summer」を開催した。開場に先立ち、日販取締役兼文具雑貨商品本部長の野口瑞穂氏(写真)が出展社向けに挨拶。日販が24年に稼働させる予定の、新たな物流センターについて言及した。
野口取締役は、日販単体では赤字となった決算結果に触れ、「現在の経営課題である配送問題はコース再編で一定の効果は出てきているが、出版物の業量減少は続いている。そのなかで、新しい取組みとして、24年内に拠点の統廃合を行い、新たな物流センターを稼働させる予定。『縦横無尽に取り次ぐこと』をキーワードに、ブックと親和性のある商材にもっと積極的に取り組んでいく」と意気込んだ。