DNPと丸善雄松堂、福井・敦賀市と包括的地域連携協定

大日本印刷とDNPグループの丸善雄松堂は2月26日、福井・敦賀市と、地域の歴史や文化情報の活用による多面的なまちづくりと学びの推進を目的として包括的地域連携協定を締結した。
2022年9月、丸善雄松堂と編集工学研究所が指定管理者を務める公設民営書店「TSURUGA BOOKS&COMMONS ちえなみき」がオープン。開業から約1年半で40万人以上の来館者があった。今後は24年3月の北陸新幹線の開業により、さらなる来訪者の増加と、知を起点とした新たな交流の拡大が見込まれる。
今回の協定締結により、「ちえなみき」にとどまらず敦賀市の様々な取組みを多面的に支援する。「ちえなみき」運営の手法・知見を起点に、敦賀市の文化や歴史を学びや観光に活かすとともに、DNPのデジタル技術を活用した施策を通じて街の活性化に繋げるなど、産・官・学・民が連携して「持続可能なまちづくり・ひとづくり」の実現を目指す。
協定の内容は、「知育啓発施設の運営を通じた包括的な人材育成に関すこと」「交流人口の活性化に関すること」「市民や来街者への広域情報提供に関すること」「北陸新幹線敦賀開業を契機としたさらなる市の魅力発信に関すること」。