日販入社式で奥村社長、「わからないことの原因を探しにいってほしい」 10人が入社

日本出版販売は4月1日、東京・千代田区の本社7階「オチャノバ」で2024年度の入社式を開催した。今年度の新入社員は10人。
挨拶に立った奥村景二社長は「これから皆さんは、自分の『居場所』を一生懸命探していくと思います」と述べ、仲間、仕事、デスクなどを例示して「まずはしっかりそこに住みついてほしい」と訴えた。
そのなかで、「なにかしら満足しないという状況が出たときには、山を登らなければならないチャンスだと思って挑戦してほしい」と激励。わからない事柄があるときには「周りに聞いたり、自分で調べたり、専門分野の学習をしてください」「わからないことの原因を探しにいってほしい」とエールを送った。
各新入社員が1分の自己紹介スピーチを行った後、新入社員代表が「私たち新入社員には、新しい時代の分岐点にいる出版業界および取次という立場において、立ちはだかる大きな山から逃げず、挑戦していくことが求められています。私は、その山の向こう側に美しい花があると信じています。純粋な冒険心を持ち、挑戦を続け、社員としての夢を実現させていきたい」と決意表明して締めた。

写真=本社7階「オチャノバ」で開催