第49回 準備中、募集中

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 個人的な2022年のもっとも大きな出来事は、NPO法人・読書の時間の立ち上げだった。本と読書について考えるきっかけとなることを目指し、読書推進プログラム「読書の時間」を子どもたちに提供する準備が整った。
 この数年来、出版業界全体のコミュニティの力で、子どもたちと本を、学校と社会を繋げたいと考えてきたが、ようやく実現できそうだ。
 このプログラムは「これからの読者のためにできること」をテーマに、座学やワークショップのほか、学校内で自然に本と出合うことができるタッチポイントづくりや、キャリア学習に電子書籍の活用を提案するなど、これまでの読書推進活動とは違う視点で組み立てられている。
 2024年度からの本格的な導入を促進する前に、本年は筑波大学附属小学校や東京学芸大学付属世田谷中学校、軽井沢町の小学校など、全国各地でモニター授業の準備を進めている。
 小中学校の先生たちにご意見をいただき、なにより多くの子どもたちの声に耳をかたむけながら、プログラムを仕上げていきたいと思う。
 NPO法人・読書の時間では現在、各校に出向いて子どもたちに、本と読書について考える時間を届ける仲間と、地域の学校に読書推進プログラム「読書の時間」を提供していただける書店を募集中だ。興味がある人はぜひご一報いただきたい。
(本紙「新文化」2023年1月12日号掲載)

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