角川春樹事務所の角川春樹社長が8月16日、脳梗塞で倒れた。東京・港区にある東京慈恵医科大学付属病院に運び込まれ、現在は都内の病院でリハビリしている。10月1日に行われた同社創立29周年記念祝賀会の席上、9月26日の取締役会で取締役副社長に就いた妻の角川友美氏が初めて公の場に姿をみせ、春樹社長の様態を詳細に伝えた。さらに、来年の創立30周年に向けて、「コミック分野への参入」と、髙田郁氏『星の教室』の映画化を発表した。
その後、「ネバー・ギブアップ」と話す春樹社長の力強い音声が会場に流れた。登壇した経済産業省前大臣の斎藤健氏は「いま、衝撃を受けています」とし、紀伊國屋書店の高井昌史会長もエールを送った。当日は業界関係者約240人が出席した。
写真=春樹社長の様態を伝える妻の友美副社長