トーハンの川上浩明社長は4月21日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で開催した「2026年度 全国トーハン会代表者総会」の席上、25年度の業績について単体売上高3689億円(前年比1.1%増)、単体経常損失9億9000万円(前年は8億7400万円の利益)、連結経常利益は0億円(前年は15億3200万円の利益)で着地する見込みと報告した。取次事業の赤字は39億1000万円程度になる見通し。
川上社長は、28年に施行が見込まれるトラック新法への対応に向けて物流の効率化と構造改革を進めていく意向を強く示し、出版産業を維持するために「28年度から新取引条件の開始を目指す」と話した。
続いて、京都トーハン会の大垣守弘代表世話人(大垣書店)が業界3者による改革の重要性を訴えた。
また、トーハンの近藤敏貴会長、日本書店商業組合連合会の矢幡秀治会長(真光書店)、北海道トーハン会の山田大介会長(ダイヤ書房)、ダイヤモンド社の井上直取締役がパネルディスカッションを行い、「出版社—取次間の取引条件の見直し」「返品改善」「物流の効率化」など改革3項の道筋や課題などを掘り下げた。進行役は本紙の丸島基和が務めた。懇親会では、6月に代表取締役社長に就く大西良文専務と元書店経営者である衆議院議員・小寺裕雄氏が挨拶した。
当日は書店や出版社など310人が出席した。
写真=川上社長

