東北日販会・藤原会長「本の価格アップを」、 日販・奥村社長「中間決算芳しくない」

東北日販会は10月12日、仙台・青葉区のウェスティンホテル仙台で、第18回総会を開催した。挨拶に立った藤原直会長(金港堂)は、エネルギー価格、原材料価格、人件費などが高騰するなか、商品への価格転嫁が進んでいない現状を伝え、「価格転嫁ができない小売としては、本の価格アップをお願いしたい」と来場者に訴えた。
日本出版販売の奥村景二社長は9月の中間決算に触れ、「あまり芳しい成績ではなかった」と報告。また、厳しさを増す出版業界のなかで「競業他社と問題意識を一緒にし、業界の構造改革に向けてアライアンスする時期にきている」と述べ、10月に立ち上げたブックセラーズ&カンパニーとカルチュア・エクスペリエンスに言及した。
新会社の狙いを「書店事業の健全性、安全性、継続性を高めること」だとし、「これら新会社で培っていくノウハウは、他の取次の書店にも導入・提案していかなければならないと思っている。その向こう側にある持続可能な出版流通を実現していきたい」と意気込みを述べた。

写真=藤原直会長