ブックセラーズ&カンパニーの方針説明会、取引モデル2種提案

紀伊國屋書店、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、日本出版販売が10月1日に設立した新会社「㈱ブックセラーズ&カンパニー」(BS&Co.)が11月2日、東京・新宿区にある紀伊國屋サザンシアターで「方針説明会」を行った。冒頭、高井昌史会長(紀伊國屋書店)が同社の意義と設立の経緯について挨拶。CCCの増田宗昭会長とは「以前から親交があった」とし、両社が保有するデータ活用を軸に協業し、業界課題を解決していくことで基本合意したという。
宮城剛高社長が打ち出したのは、出版社の全銘柄を包括契約する「販売コミットモデル」と、ロングセラー銘柄やシリーズを低正味で完全買切する「返品ゼロモデル」の2種。日販が請け負う物流・精算のあり方も示した。