阪神コンテンツリンク・ビルボード事業本部、BOOK版チャートを9月ローンチへ

音楽複合チャート「ビルボードジャパンHOT100」を運営するビルボード事業本部が9月から本の総合チャート、「JAPAN BOOK HOT100」をローンチする。同本部の礒﨑誠二部長が6月27日に行った「ビルボード アジア カンファレンス2025」で発表した。書店、ネット書店、電子ストア、取次会社の販売や図書館貸出のデータ、サブスクリプションサービスなど、多角的なデータをポイント換算するもの。音楽チャートと同様、毎週更新する複合ランキングチャートにする。ジャンル毎のトレンドを可視化し、読者の潜在需要を喚起して、出版産業全体を底上げする考えだ。
区分けするジャンルは、「総合」「文学」「マンガ」「政治・経済・社会」「文化・芸術」と、昭和、平成、令和時代に刊行された本のランキングで、8種の「HOT100」をつくるという。
〝本のファン〟個人には、12月からグラフ化した各指標の分析データを20位まで無料公開。21位から100位までは月300円で提供する予定。フルデータを閲覧できる法人向けの価格は未定。