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第14回 韓国漫画が日本でヒットするまで(1988年~2000年)
韓国漫画が初めて日本のマンガ雑誌で本格連載されたのは、1999年、講談社の青年マンガ誌「モーニング」においてだった。作・朴史烈(パク・サヨル)、画・李載学(イ・ジェハク)『大血河』である。 このころ「モーニング」は、アジ […] -
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第93回 書店が1位
10月17日、楽天グループが運営するオンライン書店楽天ブックスは、ユーザー1万0096人を対象に実施した読書に関する調査の結果を発表した。 設問には、興味深いものがあった。本を選ぶ際に参考にするものを世代別で聞いたとこ […] -
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第92回 書店振興PTの成果
経済産業省の書店振興プロジェクトチーム(PT)がまとめた「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」と「書店経営者向け支援施策活用ガイド」が公表された。「課題(案)」については、10月4日から11月4日までの間パ […] -
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第10回 出版関係者の意識の変化 出版界の課題(2)
必要とする人に情報が届くには、検索サービスや情報サイトが用意されるだけでは十分ではない。情報を利用者につなぐ・届ける存在も重要だ。公共図書館は読書バリアフリーに関する情報を利用者に伝える重要な役目を負っているが、専修大学 […] -
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第34回 運命の出会い
この2年ほど、婚活ブログにハマっている。某ブログサイトの婚活ジャンルのランキング上位のなかから、5人ほど継続して読んでいる。 共通していえるのは、比較的、読ませる文章を書くということ。今は、結婚相談所の他にマッチングアプ […] -
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第91回 書店業界的ネガキャン?
日に日に秋の気配を感じられるようになってきた。秋といえば「読書の秋」だが、今では毎年恒例〝書店業界的ネガティブキャンペーン〟の季節となっている。 文化庁が9月17日に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で、月に […] -
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第90回 小さな出版界隈の書店たち
㈱第一寶亭留は9月19日、北海道札幌市の定山渓温泉に唯一の本屋となる「風呂屋書店」を、ホテル「定山渓第一寶亭留翠山亭」内にオープンする。温泉と読書を愉しむための空間「風呂屋書店」では、2500冊の書籍を閲覧・購入すること […] -
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第13回 日本における韓国漫画の黎明期
日本列島でも活動した韓半島出身の漫画家の嚆矢に、金龍煥(キム・ヨンファン)がいる。韓国で国民的人気を博したキャラクター「コチュブ」の生みの親であり、1940年代末に韓国初の漫画専門媒体を創刊した「韓国漫画の父」である。 […] -
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第33回 カラフルな変化
18歳から今日まで、私の髪は美容師をしている高校の同級生に託している。少しクセがあり毛量が多い私の髪も、彼女にかかるとなんとかなるから不思議。結婚式のヘアメイクももちろんお願いした。髪型ひとつで生き方が変わるくらい、私に […] -
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第12回 2000年代韓国漫画家の日本進出
90年代末から、新興の作家やIT・通信系事業者を中心にウェブトゥーンが勃興した一方で、同時期から一部の紙の漫画出身の作家たちは、活動の場を求めて日本進出を試みた。 その皮切りとなったのは、梁慶一(ヤン・ギョンイル)が月刊 […] -
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第89回 在庫レス流通へ
2023年の紙の出版物の販売額減少の理由を、出版科学研究所は「紙の書籍の売上げの落ち込みは新型コロナの巣ごもり需要が収束したのに加え、歴史的な物価高で本の価格が上がり、買い控えの動きが見られることが要因とみられる」として […] -
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第9回 情報はどこで得られるか 出版界の課題(1)
紙の本以外のかたちで本を読みたいというニーズに応える出版物は、数的質的に十分かどうかはともかく、ないわけではない。今後もさらに充実がはかられていくと思うが、問題はアクセシブルな出版物の情報がそれらを必要とする読書困難者に […] -
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第88回 反アマゾン法への布石?
政府が7月25日に実施した「我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議」で、岸田文雄総理は「送料無料表示の見直し」を求める方針を発表した。書店振興プロジェクトチームのリーダーである齋藤健経産相は、3月の会見で、反アマゾン法を […] -
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第8回 その他のアクセシブルな書籍・電子書籍
市販の電子書籍のフォーマットは、多くがEPUB、もしくはPDFだが、それ以外のフォーマットも存在する。 DAISY(デイジー)は、Digital Accessible Infomation SYstemの略で、「アクセシ […] -
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第87回 岩手で初開催
先日、岩手県書店商業組合(玉山達徳理事長/東山堂)の通常総会に参加するため盛岡を訪れた。総会後、翌日から3日間にわたり開催される「こどもの本ブックフェア」の準備真っ最中のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)に足を運ん […] -
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第86回 お互いを知る
先日、図書館問題研究会の第70回全国大会に、第5分科会の「資料情報 図書館員だから本気で書店と出版業界を理解する!」の講師として参加するべく、茨城県日立市に伺った。 「書店・図書館等関係者における対話の場」以降、図書館と […]