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第16回 2010年~ウェブトゥーン海外雄飛
2010年代には、ウェブトゥーン・プラットフォーム(PF)が、日本のみならず欧米やアジア圏にも広がった。2011年には『タンタンの冒険』の出版社、Casterman出身の編集者が、フランス語圏初のウェブトゥーンPFである […] -
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第98回 書店・図書館の連携は〝好機〟
2024年は、6月に政府が経済財政運営の指針となる「骨太の方針」を閣議決定し、「書店と図書館等との連携促進」「書店の活性化」を盛り込んだことを契機に、図書館と書店の連携についての議論が進んだ1年だった。 情報の多くが、ウ […] -
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第37回 最上の原動力
EHONSでグッズの企画に追われるようになって、たまに、息ができなくなるくらい苦しくなる。そんな時に立ち寄るのが、ディズニーストア。視察も兼ねているけれど、大半はその空気をめいっぱい吸い込みパワーをもらいに行く。一歩入れ […] -
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第97回 今後のポイント
日本書店商業組合連合会が書店議連総会で、業界が作成している「再販契約書ひな型」の変更に向け、取組みを進めていると報告した。報道によると、官公庁等の入札に応じた本の納品は価格維持の適用外であり、多くの書店が値引きを求められ […] -
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第96回 重三郎に学ぶ
早いもので、今年も残すところわずかとなったので、一年の出来事を振り返ってみた。 私的重大ニュースの第一位は、9年間応援してきたHKT48の松岡はなさんがグループを卒業し引退したことだ。たくさんの元気をもらったことに感謝し […] -
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第15回 ウェブトゥーンサービスの日本進出
NAVERをはじめとする韓国のウェブトゥーン・ポータルサイトの事業者たちは、2010年代に入ると本格的に国際展開を画策し始めた。 日本では2011年、ネイバー・ジャパンによる韓国で人気のウェブトゥーン58作品を日本語化し […] -
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第95回 再販契約の定義って…?
毎年この季節になると、外商でお世話になっている各行政機関との次年度の図書納入についての協議が始まる。長きに渡り継続してきたお取引が、来年は継続できない可能性が出てきた。 「15%値引きして納品できますので切り換えませんか […] -
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第36回 ちいさな世界
子どもの頃のプレゼントの定番は、リカちゃん人形とシルバニアファミリーだった。11月のお誕生日とクリスマスは2カ月連続で必ず。両親と母方の東京にいる祖母には、それぞれお家、家具、お人形と、うまく分配してリクエストしていた。 […] -
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第12回(最終回) これからのアクセシビリティ
第5回で取り上げた音訳図書(録音図書)の制作は主に点字図書館や公共図書館の主導によるものだが、実際に読み上げているのはボランティアが多いという。音訳だけではなく、点訳や対面朗読などもボランティアによるところが大きいとされ […] -
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第94回 ものがたりの未来
11月5日に、読書推進月間「BOOK MEETS NEXT 2024」内のイベントで、YOASOBIが生まれるきっかけにもなった「monogatary.com」という小説投稿サイトを立ち上げた、ソニー・ミュージックエンタ […] -
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第11回 ビジュアル出版物の扱い 出版界の課題(3)
ここまで、さまざまなかたちのアクセシブルな出版物を紹介してきた。電子化・音声化・点字化、またはそれらの組み合わせなどにより、多くのアクセシブルな出版物が用意されるようになっており、読書バリアフリーといった考え方が一般的で […] -
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第35回 トモダチケイゾク?
「りえちゃんとはトモダチだから、もし一緒に仕事をして嫌いになっちゃったらイヤだから、どうしようかなあ」 初めて執筆の依頼をした時、そう言われたことをよく覚えている。 絵本作家のおくはらゆめさんの作品との出会いは、ピンポイ […] -
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第14回 韓国漫画が日本でヒットするまで(1988年~2000年)
韓国漫画が初めて日本のマンガ雑誌で本格連載されたのは、1999年、講談社の青年マンガ誌「モーニング」においてだった。作・朴史烈(パク・サヨル)、画・李載学(イ・ジェハク)『大血河』である。 このころ「モーニング」は、アジ […] -
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第93回 書店が1位
10月17日、楽天グループが運営するオンライン書店楽天ブックスは、ユーザー1万0096人を対象に実施した読書に関する調査の結果を発表した。 設問には、興味深いものがあった。本を選ぶ際に参考にするものを世代別で聞いたとこ […] -
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第92回 書店振興PTの成果
経済産業省の書店振興プロジェクトチーム(PT)がまとめた「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」と「書店経営者向け支援施策活用ガイド」が公表された。「課題(案)」については、10月4日から11月4日までの間パ […] -
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第10回 出版関係者の意識の変化 出版界の課題(2)
必要とする人に情報が届くには、検索サービスや情報サイトが用意されるだけでは十分ではない。情報を利用者につなぐ・届ける存在も重要だ。公共図書館は読書バリアフリーに関する情報を利用者に伝える重要な役目を負っているが、専修大学 […]